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2015年8月 5日 (水)

コニー・ウィルス「ブラックアウト」上巻(文庫本)

タイムトラベル物、舞台は第二次世界大戦時のイギリス、続編の「オールクリア」と合わせると400字換算で訳3500枚になる長い長い大長編の導入部である。

登場人物の多さ、コニー・ウィルス独特の繰り返しの多い描写、頻繁な場面転換、最初は読み進めるのがしんどいと感じる方も多いだろう。

だがしかし、次第に「やめられないとまらない」状態に陥る方の方が増えてくるはずだ。

そして最後はロンドン大空襲や戦時下で(だからこそ)発揮されるイギリス人気質に興味を持ちもっと知りたくなって関連本に手を伸ばすことになる。

既に単行本で一気読みの至福を味わった私であるが、今回の再読は予想外に面白く新鮮なのだ。

それは、物語の主役三人(オックスフォード大学の史学生タイムトラベラー)の未来(結末)も知っているということで、読み手である私自身が過去を知るタイムトラベラーの立場になるからだ。場面場面での主役たちの判断や行動に初読時以上の意味を見出させてくれるのである。しかも主役たちにハッピーエンドばかりが訪れるわけではないし・・・

 

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