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2015年7月13日 (月)

気になるアニメ作家ジェシカ・コープ

「アニメ作家」という言葉は日本ではほぼ死語に近いと思う。アニメはほとんど全てが個人の個性(資質、技能、感性)に立脚する創作活動という認識は商業性や大衆性というニーズの中で歪んだ形に変容してしまった。

皆が「私が好きな(望む)モノを作れ」と言い出し、自分の趣味・嗜好に合わないものは貶める。

個々の作家性に向き合う、もしくは作品を読み解くという努力はせず、「答え」を直ぐ求めたがる。

勿論、これは懐古厨ジジイの戯言と思ってもらっても構わないが、

あの全てが作家の個性で語られた「アニメージュ」創刊当初や東映アニメからの宮崎・高畑との出会い、そして東欧(旧ソ連含む)アニメの圧倒的な存在感(レーザーディスク!)を知的興奮を伴って味わってきた私にとっては何とも残念な現状なのである。

きっと現在の日本でも優れた「アニメ作家」は存在するのだろうが、彼等彼女達を知ることが出来るチャンネルは限られている。

いや、何を言いたいかというと、創作活動において自らの作家性に拘った手造り作業感は大事だよということなのだが、書きながら呑んでいるのでどうにも話がまとまらくて申し訳ない。

だからね、そういう作家は皆が知りやすい「場」にどんどん登用されるべきだと思うのだよ。

それで、やっとタイトルのアニメ作家ジェシカ・コープに辿り着くのであった。

彼女を知ったのはごく最近で、デヴィン・タウンゼンドという私がこの一年でどんどん深みにハマっていったミュージシャンのMVを観たことからだ。

レトロな質感とモダンな感性(デヴィンの楽曲に拠るところだが)、そして見事に宙ぶらりんな「結末」、否応なく解釈は観るものに委ねられてしまうである。

凄く作家が誰なのか気になった。

彼女の名はJessica Cope(Jess Copeと記される場合もある)。

調べてみたがWikiは無いようで、彼女自身の古いHP?(http://bit.ly/1O6cbTA)を見つけた。

どうやらイギリスを拠点に活動しているらしい。なるほど、「作家性」が今尚尊重される英国だからこその個性か・・・・・と彼女の(2012年当時の)最も新しい仕事として知る人ぞ知る(プログレ者ならよく知ってる)スティーヴン・ウィルソンのMV『The Raven Who Refused To Sing』が上がっていたので早速観る。

この哀切感、そして全編を覆う「死」の影、ああ、アニメでは久しぶりの(東欧アニメを観て以来の)深い余韻・・・・・・

続けてこれも観る。

辛い記憶を心の底に封じ込める。向き合うことで解放される。ということだろうか。それにしても映像との相乗作用を高めるスティーヴンのギターが素晴らしい。

もっと紹介したいがキリがないのでひとまず終了。

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