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2014年12月 9日 (火)

New York、Part.12 「ジゼル」後半、そして2日目終了。

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ジゼル幕間 続き

幕間休憩中、Kさんの職場仲間のKYさんも交えて雑談。ド素人なりに感想を伝えたり質問をして色々と知識を得る(全部は咀嚼できなかったが)。

第一幕の舞台を観ていて気がついたのは、ジャンプ着地時の足音。「どん」と結構はっきり聞こえてるんだよね。舞台に集中しちゃえばほとんど気にはならないのだけど、場面や音楽によっては「ああこれがライヴなんだな」と思っちゃたり。

だがしかし、メインで踊るダンサーたちはさすがに「足音」が目立たない。特にジゼル役オシポワはほとんど音を出さない(ように聞こえた)。たぶん「どん」ではなく「とん」なのだろうけど、究極の「とん」なのだと思う。文字に書けば単に「とん」だが、その状態に持っていくためにどれほどの鍛錬が必要か、例えば着地時につま先から足裏の筋肉、足首で衝撃を吸収し瞬時に次の動きに移るという、素人なりに考えても「人間技」を超えていると思うのである。

第二幕

「生命」の輝きに満ちていた第一幕とは対照的にここで描かれるのは「死」である。舞台進行もスローダウン。正直、私を瞬時にシャットダウンする時差ボケ睡魔が度々訪れた事を告白しなければならない。ジゼルの超絶パフォーマンスが続く後半はさすがに覚醒しましたが。

ところで、

あの二股野郎(アルブレヒト)とジゼルを巡って張り合う村男(ヒラリオン)の事だが、何という損な役回りであろうか、同情を禁じ得ないのである。おまけに第二幕で精霊(ウィリー)たちに「死ぬまでダンスを踊らされる」呪いをかけられ死んでしまうという始末。救いがないのである。

ただ物語「ジゼル」に取ってはかなり重要な役(些か狂言回し的ではあるが)なのだ。台詞のない進行の中で二股野郎アルブレヒトの真実の姿を暴くという場面はヒラリオンの存在なくては在りえないのである。まあ、それが済んだらあっさりお役御免ということなんだろうけど、何だかなぁ。

そして、アルブレヒトを許すジゼル。

いや、許したのか、単に朝が来てしまったのか(ウィリーの呪いの効力は朝まで)。

そもそも、アルブレヒトが戯れではなく本気でジゼルを愛していたのか、ジゼルの憤死にはアルブレヒトに対する「怨めしさ」は有ったのか無かったのか。

答は観客に委ねられたままである。

ああ、そうかここまで書いてピンときた!

アルブレヒトがウィリーの森に来たのは「死」を望んでいたからじゃないか。死んで許しを請いたい、とりあえず亡霊になってもいいからジゼルに会いたい(あわよくば死後一緒になりたい)。

それをジゼルは拒絶したともとれるよね。「生」と「死」、あなたと私は別れたたままと。

そう、ナンパ優柔不断軟弱野郎アルブレヒト、ざまぁ、なのである。(あくまで個人の感想です)。

そんなふうに思いを巡らすのも、第一幕「憤死」場面でのオシポワによる感情表現の多面性が心に残っていたからである。

終演

カーテンコール111

帰国してからバレエ関係の事、色々と知った。奥が深いわ。男女問わず、ハマる方々の気持ちが良く判る。知的探究心が刺激されるんだよな、あと未だ「大衆芸能」的側面が色濃いというところも魅力の一つだと思う。日本でももっと気軽に観る機会があれば良いのだけど、本当にNYの文化環境が羨ましい。

と、ここで2日目終了。まだ2日かよ。今年の内に終わらせたいのだが。

続く

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