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2014年11月26日 (水)

New York、Part.5 長くて短い初日終了

New York」tag http://bit.ly/1x3AVqt

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Part.24

 

Kinky Boots』の粗筋は、

昨今の経済不況下における能率化効率化(高額な「壊れない」ものよりも「壊れる」が安価のものを!)の時流のせいで経営不振に陥った英国ノーザンプトンの伝統的な紳士靴メーカー「プライス社」が起死回生を図るため「ニッチ(隙間)」市場に注目し成功を収めるというもの。例えば、乗馬用ブーツとか登山靴とかそういう顧客の細かいニーズに高い技術で応えなくてはならない靴。高い技術を持つ靴職人を揃えた伝統的靴メーカーだからこそ対応し得る市場のことである。

そして、プライス社の若き経営者チャーリー・プライス氏が注目したニッチ市場とはドラッグクイーン御用達のキンキー・ブーツだったのである!男性の体重を支える女物のブーツ、しかもハイヒール!まさに職人の腕の見せどころ!になるはずだったのだが・・・

これがそのキンキー・ブーツである。1410802043004kinkybootsttd


どうですか、興味が湧きましたか。

何だプロジェクトX的な企業成功譚か、と思うかもしれないが、ここにチャーリーをキンキー・ワールドに巻き込む強烈なドラッグクイーン・キャラクター、ローラが加わることで上質のエンターテインメントと化していくのである。

映画も舞台も基本的なプロットは同じ、重要な場面や台詞はそのまま舞台にも取り入れられている。もっとも、先に映画の成功があり、それを基に企画されたミュージカルなので当たり前なのであるが、映画版自体に舞台的な演出(工場の場面等)や「音楽」的な要素が多くあり、それがブロードウェイ側関係者の創造力をいたく刺激したことは間違いない。

そして何と言っても、我らがローラ役の「男性」俳優二人!映画版のキウェテル・イジフォー(シェイクスピア舞台俳優として著名)とブロードウェイ舞台版のビリー・ポーター(カルト的な人気を誇るソウルシンガー、今はミュージカル俳優)が素晴らしい。

ちょっと動画を紹介しておこう。

ローラがキンキーブーツの試作品の色に「赤は暗いワイン色(Burgundy)じゃなくてSEXの『』よ」と注文をつける場面(かかとも酷いが)、この作品の最初の見どころであり、ローラの人となりが表現される重要な場面でも有る。

それぞれが見事に(片や演技で片や歌で)個性を活かして作品の重要な転機点を印象づけている

映画版

ブロードウェイ版

舞台を観る機会はなかなかないとは思うけど、せめて映画版は一度観て欲しい。「映画」作品として非常によく練られた完成度があるし、何より俳優たちの抑制しつつもやり過ぎない程度に誇張する(コメディー的な)演技が印象に残る、巧いんだよね、イギリス俳優はこういうの。DVDの出演者コメンタリーもとても楽しく為になるよ。

そして舞台関連はYouTubeに沢山アップされているし、映画を観ておけば、これはあの場面かと判ってとても楽しめるのである。


さて、そろそろ初日も終わりに近づいきた。あと2つ付け足しで。

Al_hirschfeld707008Kinky boots』を堪能したAl Hirschfeld Theatreだが、この劇場名にもなっているアル・ハーシュフェルドは著名なイラストレーターなのである。「ドロー・ザ・ライン」のイラストと言えばピンとくる方も多いだろう。で、幕間の休憩中にKさんが館内に彼の作品が多数配置されていることを教えてくれてたのである。ショウビズ、エンターテインメント、ミュージック・・・大衆文化を心から愛する姿勢に強く共感できる良質な作品の数々。多作な方なのでここではお茶目なセルフ・ポートレイトを揚げるに止めるが、興味があったら「Al Hirschfeld Drawings」を(画像で)ググってくださいね。

Steve_hackettleemillward2014extende昼にマンハッタンを散策中に、横目にこの方の姿が一瞬写った。少し通り過ぎたところで「事態の幸運さ」に気づき慌てて引き返す。そこは数々のライブアルバムでも有名なタウンホール前、つまりだコンサートの告知ポスターなのだよ!見れば11月14日、俺NYにいるじゃん!しかもその日の夜は予定無しじゃん!と思わず大興奮。迷わずチケット購入、前から4列目、中央からやや右より、なんにも文句ありません。日本公演は初来日時を除き見逃していたのでとても嬉しかったのである。

さたさてさて、怒涛のNY初日もやっと終了。ダラダラとしたペースですが、続けていきます(果たして需要があるのか?)宜しくお願いします。

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