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2014年8月 2日 (土)

江戸妖怪大図鑑 第2部「幽霊」@原宿太田記念美術館

第2部開催直後だったが予想以上に混んでいた。外国の方が多かったのが意外。皆、熱心に見入っていた。ああ、幽霊に対する好奇心は万国共通かもしれん。

今回の展示での私の第1目的はこれ↓

月岡芳年 月百姿 源氏夕顔巻Tsukihyakushi_tukiokayoshitoshi_057

以前雑誌で見て以来何時か実物に会いたいと思っていた。この儚げな美しさ、源氏物語での夕顔の話を知らなくても、彼女の悲劇的な過去に自然と想いがいく。

西欧的なリアリズムと日本的な花鳥風月を無理なく融合させた構図も素晴らしい。

ともすれば「残酷絵」や「血みどろ絵」のイメージだけで語られがちな芳年であるが、彼の真骨頂は客観的なスタンスで描く人間(の感情)描写にあるのではないかと思ってきた。例えばこの「平清盛炎焼病之図」↓直接的な怒りや悶絶描写は閻魔(と獄卒)と清盛だけで、他の登場人物たちの表情はいたってクールに描かれている。それが逆にそれぞれの感情の深さを伝えていて効果的なのだ。リアルなのだよ。

月岡芳年 平清盛炎焼病之図 (クリックで拡大)187155a

この項続く。

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