« かご猫):おもちゃで遊ぶ(荒ぶる)しろ | トップページ | かご猫:お座り »

2014年3月29日 (土)

開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」@東京国立博物館

上野は桜でえらい事になっていた。006

特別展が開催される平成館も予想通り混んでいたが何とか我慢できる範囲内であった。前半は栄西(ようさい)や建仁寺についての資料的展示物(文書等)が多かったせいもあって人の流れは滞りがちではあったが、そこはあっさり諦めて後半へ直行。

まぁ、建仁寺は京都旅行で何度か立ち寄っているし(四条通祇園の側)、沿革や栄西についての知識も多少なりともある。じっくり見るのは次回でも構わんだろうと判断したのだ。それに今回は年間パスポート使用で入館無料だったしね。

今回の展覧会、個人的な目的は2つ。

ひとつは

海北友松(かいほうゆうしょう)筆 雲龍図(左4福)Unryu

顔の部分のアップ20100501_597340

実は以前曾我蕭白の雲龍図を調べていて遭遇した作品なのだが、その時からいつか観てみたいと思っていたのである。

いやはや期待通りの迫力。海北友松はあまり詳しくはなかったのだが俄然興味が湧いてきた。そうか元々は浅井氏家臣の家系なのか、浅井家滅亡、父や兄弟は討死、親しく付き合った安国寺恵瓊や斎藤利三もやはり非業の死、同時代の絵師岩佐又兵衛に負けず劣らずの何とも戦国時代らしい因果な生き方ではないか。

で、もうひとつは、

俵屋宗達筆 風神雷神図屏風(クリックでそれぞれが大きくなります)Uid000166_20131029200605c515d457_2 Uid000166_20131029200524e9d7148a_2

何度観ても素晴らしい傑作。余計な説明はしない。

他に芦雪、若冲、蕭白の絵が並べて展示されていたのだが、個性の違いが際立っていて面白かった。特に蕭白、あんなに墨の色の濃い(コントラストのはっきりした)水墨画は彼ならでは。しかもちゃんと水墨画お約束の技法を使った上でのアレだもの。そう言えば落款で使われている「蛇足蕭白」は曽我蛇足という室町時代の絵師の名に肖ってつけたものなのだが、「蛇足」いう文字に何らかの諧謔があったような気がするのだが、どうなんだろうね。

|

« かご猫):おもちゃで遊ぶ(荒ぶる)しろ | トップページ | かご猫:お座り »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« かご猫):おもちゃで遊ぶ(荒ぶる)しろ | トップページ | かご猫:お座り »