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2013年12月21日 (土)

私の大学浪人時代、「今昔物語」、そして中国怪異譚「聊斎志異」

大学浪人時代、毎日予備校に出かけるふりをして名画座(文芸座、並木座、高田馬場パール座、等々)やジャズやロックの音楽喫茶(ブラックホーク、明治通り、等々)に入り浸っていた。良くも「悪く」も、この時の体験が今の自分の基礎になっているのは間違いない(後で母親にバレて泣かれたのはキツかったが)。

よーするにほとんど受験勉強はしなかったのだ。

ちなみに、文系志望だったので受験科目は英語・日本史・国語(現国、古典)。

流石に入試2ヶ月前ぐらいから「ヤバい」と感じ始めたが、日々積み重ねる事が重要な「英語」は今さらどうにもならない。「でる単」でさえとても覚えている時間がない。で、これはもっぱら「でる熟」に集中した。狙いは50点、運が良ければ60点。

日本史は大穴狙いで「明治」、押さえで「戦国」、鉄板で「江戸」に全力で集中。中世以前は切り捨て、当たれば極楽(80点以上)、外せば地獄(30点以下)。

国語、これは現国は自信があった。現国だけなら(積み重ねが大事な)漢字を除けば楽勝であった。

が、問題は古典だ。平安時代、いわゆる王朝文学、あの辺りのテキストには全く興味が持てなかった。だいたい訳文を読んでも全く惹かれないあの「世界観」、あれを好きになれ(というふりをしろ)と言うのは「今が面白すぎる」私にはとうてい無理な話であった。しかしここを克服しなければ(運次第とはいえ)入試合格は確率的に不可能である。

そんな時、都内の図書館で出会った「今昔物語」!

最初は現代語に訳されたものから入ったのだが、あまりの人間味溢れる話の数々にもういきなりのめり込んだ。すぐに(重要部分だけ脚注付きの)原文を借りる。これがねぇ、本当に面白くて古文辞書を引くのが全然苦にならないのだよ。

人間ってのは昔から普遍的に「度し難い」存在、だからこそ今も昔も人間の(善は善なりの、悪は悪なりの、色呆けは色呆けなりの)行動には悲喜劇が付き纏うのだ。それを第三者的立場で読む(眺める)のはとても興味深く面白いのだよね。たとえ、明日は我が身、だとしてもさ。

おかげで、最後には辞書の助けがほとんどなくても読み下せるようになっていたのである。

そうもうこれで古文はばっちり!楽勝!と思って他のテキストを読んだのだが・・・いきなり難解な言い回し(比喩とか)が!意味不明の固有名詞やら形容詞やら副詞が続出するのである。つまり役に立って無いのである。どうやら「今昔物語」は当時の庶民が読み易いよう口語に近い語り口で書かれているらしい、そう「読み易くて」当たり前だったのだ。

これはマズいと思ったが、「今昔物語」を読んだことで役立ったことがある。それは「細かいところはイイんだよ」という発想。細部ではなく大意を掴めということ、なのだ。

所詮、当時の人間の書く文章、科学論文のような難解な内容であるはずはないし、ましてや形而上学的難問に挑戦しているわけじゃない、単なる普通の「感想文」もしくは「お話し」がほとんどなはずである(一部除く)。

何だ、ある意味、「今昔」よりも簡単な内容じゃないか、いくつか分かる部分があれば全体で言わんとすることはだいたい察しが付くようなものだ。そうなれば、後は「現国」対応と同じ、楽勝じゃん、と都合よく解釈、「古典」解決。

(人生こんな「楽観」の繰り返し・・・とほほ)。

で、残り一ヶ月は専ら「でる塾」と「幕末→明治」(日本史はヤマを更に絞り込んだ)に集中。

そして、結果は!?

現役時の第一志望大学不合格(英語上等、落ちて当たり前)、浪人中(立地やら、知人やらの影響で)急速に惹かれた第一志望大学合格・・・勿論とても嬉しかったが、ひとえに日本史ヤマの大当たりのおかげなので、なんか申し訳ない気もあった。

合格発表後、劣等生だった高校時代の担当教師に報告に行ったら、名前の似ているランクが下の大学に間違えられた。それを正したら「え、君が、ほんと?」と仰言った。まさか私がこのレベルの大学に受かるとは思っていなかったらしい。まぁそれは正しいのだけどさ、とても傷ついたぜ、◯◯先生。

・・・・・

「聊斎志異」まで辿り着かない・・・・・そんなつもりはなかったが長くなってしまった。

年内には続きを書く。

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