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2013年10月23日 (水)

葛飾応為と「百日紅」のことなど

絵師葛飾応為は北斎の娘である。

彼女を知ったのは杉浦日向子「百日紅」を通してであった。非常に興味深い人物である。彼女についての情報量は少ないのだが、それ故にこちらの想像力を刺激するのだ。

葛飾応為「吉原夜景図」Perfume2_new

ご覧の通り、絵の才能は父譲りである。だが、はっきりと彼女作と認められる作品は10点ほどしか存在しない。そのどれもが肉筆画である。当時の絵師であれば浮世絵の仕事もしたであろうが、どうやらその全ては北斎名義であったようだ(無論彼女納得の上であろう)。

葛飾応為「三曲合奏図」Sc123196fpxobjiip10wid960cvtjpeg

応為の力量は北斎自身も認めていたようで、晩年は肉筆画でさえも代筆があったのではないかとも言われている。いや、娘の才能に刺激され影響を受けたと考えるのも面白いかもしれない。

杉浦日向子作「百日紅」の応為(お栄ちゃん)は日向子嬢そのものの分身のような存在でとても魅力的。彼女にとって江戸を描くということはタイムマシンに乗るようなものだった。お栄を通して北斎や渓斎英泉、若き国芳にまで会えるのだもの、とても羨ましいぞ。

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