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2013年10月16日 (水)

「笑う浮世絵-戯画と国芳一門」太田記念美術館 国芳のこととか

原宿太田記念美術館で開催中の「笑う浮世絵-戯画と国芳一門」展に行ってきた。

Chirashiwarau 女性客(年齢層も幅広い)が多かった。男といえば夫婦やアベックで来ている相方か、浮世絵好きらしい中年男(私のことだ)ぐらい。国芳人気ってのは圧倒的に女性層から支えられているんだな、と実感した。理由としては、「猫、金魚」(可愛い)、国芳本人の持つ江戸っ子的な「粋」(カッコ良さ)、一門それぞれの個性や生き様の面白さ(物語性)、それらが現代の彼女達から見ても十分魅力的に感じるからだと思う。彼女達たちは自分の感性(好き嫌い)にとても素直なのだ。男性はどうしても専門家の評価とか歴史的価値とか作品自体よりもそちらが優先してしまう傾向があると思う(展覧会でよくいる受売りの薀蓄話が止まらんのも大抵男性だ)。

私の場合はどうだろう?浮世絵の魅力に目覚めたのは女性(故杉浦日向子女史)の視点を通してなのだけど、そのせいもあってか、いわゆる昔ながらの浮世絵愛好家とは見方が違っているとは思うのだ。

いや、私のことはどうでもいいや、ブログを進めよう。

国芳っていやぁ、先ず猫だな。

歌川国芳「流行猫の曲鞠」Photo

国芳一門の絵師たちの戯画における発想の根源は国芳オリジナルにあるわけで、やはり師匠の作品は頭抜けている。何というか、仕事として人を「楽しませる」よりも自分が「楽しむ」ことが優先しているところが普遍的な「可愛い」を呼び込んでいるのだと思う。浮世絵で自分が描きたい物を描く(歌麿の絶頂期とか北斎の晩年とか)という願望は一般絵師にとっては夢物語に近いのだが、国芳はわりとすんなり実現してしまった気がする。どうしても「お仕事感」の強い役者絵だって(幕府からの規制があったとはいえ)猫や亀等で擬人化しちゃうし、果てはこれだもの。

歌川国芳「荷宝蔵壁のむだ書」_new

国芳は人の顔にも興味津々、浮世絵お約束の美男美女ではなく普通の人々の「顔」を描いて商売にしちゃうんだから畏れ入る。

歌川国芳「妙名異相胸中五十三面」2509

この展覧会は前期後期の二分構成で、前期は今月27日まで後期は11月1日から26日までとなっている。展示内容は入れ替わるので注意。

出品リスト一覧(PDF)http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/caricatures.pdf

後期鑑賞後に続き書きます。

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