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2013年2月 8日 (金)

思い出せない

渋谷のスクランブル交差点を駅へ向かって横断中に偶然顔見知りに出会った。

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とは言え「顔見知り」と判っただけで、何時?何処?誰?と次々に湧き上がる疑問で頭がいっぱいになる。

見たところ私と同年代だ。ということは学生時代か、会社の同期か、とりあえず「笑顔」で軽く会釈、相手の出方を伺う。

「ども、お久しぶりです」、相手も挨拶を返してきた。

満面の笑顔である。

まずい、私のことをよく知っているみたいだ。

下手なことを口走って失礼にならぬよう、早くこの場をやり過ごしたい。

「こちらこそ、それにしても変な所で会いましたね」、と今にも赤に変わりそうな信号に目を向ける(今すぐ交差点を渡らないと公衆道徳に反するよと、暗に伝えようとしたのだ)。

「ほんとですね。お帰りのところですか。」

「ええ、もう用事も済んだんで・・・・・」

一瞬居た堪れない「間」が生じた。

まさかそこらでゆっくりお話しませんか、なんてことを言い出すじゃあるまいか。

もう思い出すのは諦めた。何か具体的なことを聞かれてボロを出さない内に終わらせよう。信号も点滅している。

「じゃすみません、ちょっと急いでいるもんで(何をだ)」、と別れを告げ(わざとらしく小走りに)駅へ向かう。

その私の背中に彼の一言。

「ではまた、◯◯さん(私の本名)」

ええ、何で名前まで覚えているのだ、こちらが何も思い出さないのに。

それに、「ではまた」ってどういう意味だ。「また会う」機会がありますよ、ってことか。

悶々としながら帰路につく。

・・・・・

実は未だに思い出せない。

たぶん数年前父の葬儀で世話になった葬儀社の方ではないかとは踏んでいるのだが。

営業の方は(名や顔の)覚えが良いし、こちらに残る印象も(短い期間にしては)強いはず。しかも匿名性の強い仕事でもあるので、名前はすぐ忘れる。

しかしこれだと「また会う」機会というのがとっても意味深になっちゃうなぁ。

まあ良いか。

どうせ、「また会う」のだろうから。

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