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2013年1月28日 (月)

ライヴを観て思う。パティ・スミス@渋谷文化村オーチャード・ホール 2013.1.24

今年度ベスト・ライヴは間違いない。

で、

在りがちな「人格」に対する喩え話なのだが、

若い頃は自ら四方八方に鋭利な角を突き出して向かう先々で軋轢や摩擦を生むことが「個性」だった人物が歳と共に(もしくは環境の変化で)穏やかに優しくなる事を「丸くなった」と表現する。

だが大抵の場合、それは丸くなったのではなく「角」が磨り減っちゃた結果なのだ。

青臭い正義感や倫理観、もしくは根拠のない己の才能に対する自信過剰から作り出された「角」ではあったが、少なくともアイデンティティー確立(社会での存在感)を作るための手段にはなっていた。

それが社会的居場所が確定して必要なくなったか、現実に取り込まれ軋轢や摩擦が面倒くさくなり放棄したのか、まあ磨り減っちゃたわけだ。

そして、その減った分がどこに行ったかというと、実は隠された場所で何よりも敏感な触「角」に為っているのである。しかもそれは色々な「角」の中でも最も剣呑な「妬み嫉み恨み辛み」やそれに触発される「怒り」から作られているのであるから第三者にとってはとても迷惑だったりする。一見、「丸く」見えるから余計に質が悪い。

感情のバランスを欠いたある種の人格崩壊に近い。

これが世に云う中高年者の爆発暴走である。

なんてね、

まったくパティ・スミスに関係のないようなこと書いているようですが、あるのよ。

ライヴでの彼女は見事なほど柔軟で寛容な「丸い」状態だった。それは「角」が磨り減ったのではなくその(鋭利な)「角」をも包み込むほど全体が丸く豊かに膨らんだのだ。そう「角」の有用性は今現在も保ちつつもそれらを抱合する寛容な「◯」、それは「愛」なのか、それとも「母性」なのか。

ライヴに接していると何か宗教的な法悦感を覚えた。中盤からラストまで、涙が止まらなかった。

余談だが、昨年最新の男女格差(ジェンダー・ギャップ)世界ランキングが発表されたのだが、我が日本は135カ国中101位!どうなのよ、これ。男性原理優先の明らかに歪んだ「民主」国家じゃないか。

http://bit.ly/Xam3AR

" Rock n' Roll nigger"!女性たちよ、もっと怒れ。

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