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2012年9月 4日 (火)

「とめはねっ!」(第10巻)河合克敏

51tnr2pegl_sl500_aa300_ このブログでも何度か取り上げた「とめはねっ!」の新刊である。

好きなんだよね、この漫画。

何故お気に入りなのかは以前のブログに書いたのでここでは詳しく説明しないけど、一言で言えば(特に小学館系にありがちな)押し付けがましい偽善性がないからなのだ。

さて、この第10巻、進行はかなりのスローペースである。

それは主人公たちが「書」の奥深い世界を知るにつけ、説明すべき「事柄」が増えてくるからだ。一歩間違えれば「マンガ書道入門」にもなりかねない情報量である。

それでも漫画的に面白く読ませてくれるのは、主人公たち以外のキャラ(しかもかなり個性的)が効果的に絡むことでそれらの情報を端的かつ印象的に伝えてくれているからだ。

今巻で言えば、大槻藍子が京都と「かな」、縁の祖母大江英子が源氏物語と「料紙」、島奏恵が「木簡」、そして狂言回し(大事な所で使えない的意味含む)影山智先生が補完、と見事に役割分担が決まり、漫画作品として「読ませて」くれるのだ。その間に、望月結希の柔道比重増の伏線が描かれ次巻へのつなぎもバッチリで流石である。

そして(漫画史上最も影の薄い)主人公大江縁は・・・何かしたっけ?

ああ、「ザ・テイル・オブ・ゲンジ」か。

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