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2012年8月29日 (水)

「沈黙のエクリプス 」(上・下巻)       ギレルモ・デル・トロ+チャック・ホーガン

本は人並みには読むし映画も(最近は旧作レンタル100円だしね)観続けてはいる、が書評や映画評はめっきり書かなくなってしまった。

何故か?

めんどくさい、から。

音楽評はある意味楽なのよ。対象が抽象的なものだから、何とでも表現できる。最近Twitterでよく見かける「○○っぽい」「○○にしか聞こえない」「○○のパクリ」「○○と思うのは私だけだろうか」等々の思考停止としか思えないバカ評価でも音楽評として成立しちゃうんである。他者と意見が違っても個人的な「好き嫌い」の問題に躊躇なくすり替えることもできるしね。

だけど、本や映画はそうはいかない。

対象物が具体的なかたちで「有る」わけで、好き嫌いの問題であるにしても具体的事例を捉えて説明しなければ説得力がないのである。

頭使うのよ。

あ、ここまで書いて気がついた、最近は本や映画でさえ単純で抽象的な「好き嫌い」次元の評価がまかり通っているな。

こだわりすぎるのは中年オヤジだけか。

あれ、何の話を書こうとしてたんだっけ、そうだ「沈黙のエクリプス 」(上・下巻)を紹介したかったのだ。

「紹介」は楽だよね、基本的に「面白いですよ」で済むのだもの、あとは個人の好き嫌いってね。

沈黙のエクリプス 」(上・下巻)ギレルモデルトロチャックホーガン

ギレルモ・デル・トロは映画監督のあのデル・トロです。個人的はブラック・ファンタジーの傑作「パンズ・ラビリンス」が一番のお気に入りですが、B級ゲテモノ色の強い「ミミック」やそんな趣味性全開の「ヘルボーイ」シリーズも大好きなんで、それらの要素が惜しげもなく詰め込められたこの小説が面白くないわけがありません。

まるで絵コンテを見るように描かれた場面描写のおかげで容易に(デル・トロ風な)映画のシーンで思い浮かべることが出来るわけですから、ページを捲るのが楽しくて仕方ありませんでした。

もちろん、彼の映画作品に詳しくなくても、共著のチャック・ホーガンの手によって誰もが読みやすい「大衆小説」としての体裁を整えていますので問題なく楽しめます。

導入部が重要なのでネタバレは無し。

今作は三部作の第一部、第二部「暗黒のメルトダウン」(上・下巻)は9月7日発売予定。

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