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2012年8月28日 (火)

サマーソニック 2012.8.19、Perfume、 Tears for Fears他

2日目。

朝からマリーン。

VINTAGE TROUBLE、若くて活きの良い黒人ヴォーカリストを擁するオヤジバンドとでも言おうか、ソウル/ファンクのエッセンスを活かしつつ基本はストレートなロックというスタンスは好感が持てた。ただギターのセンスがちょっと古すぎ、今時クラプトンのフレーズを得意げに弾くのは日本のアマチュア・オヤジギタリストだけかと思っていたらここにいたわ。もっとシャープに切れ込むモダンな感覚を持った若いギタリストに替えた方が良いと思うが、余計なお世話か。

GYM CLASS HEROES、ただ若けりゃ良いというものでもない。流行りの音楽スタイル、いろいろぶち込みました的な大味感は退屈の極み。久々に爆音下で睡魔に襲われる。唯一耳を引いたのは、ものすごく有名なヒット曲のこれまたキャッチーなフレーズをサンプリング的に借用した曲。この元ネタ曲がなかなか思い出せなくてとてももどかしかった。おかげホントに眠らずに済んだが。

数日後、自宅で唐突に思い出した、スーパートランプの『Breakfast In America』であった。

阿部真央、名前以外は全く知らん。まぁ、確かにアウェーかも知れんが、「聴いていただく」という謙虚さを微塵も感じさせないふてぶてしさはこの方の「売り」なのだろうか、とぼんやり考えているうちに終了。

Perfume、巨大なスタジアムがあれよあれよと言う間に満杯になって行くさまは壮観であった(この「現場」が見たかったのだよ)。ただしその殆どは好奇心から「一目見てやろう」のある意味醒めた客層である。その目による「晒され感」から言えば阿部真央よりも更に究極のアウェーであったと思う。

結論から言えば、「攻め」の曲をあえて外した無難なセットリスト(アイドル/芸能路線)には不満が残ったのも事実。(PTAコナーも含めて)それもPerfumeの魅力の一部ではあるが、それは「攻め」曲との(快感ともいえる)大きな落差を伴ってこそ映えると思うのだ(どうやら、『Fake It』は「危険な状態」を招きかねない、といことで外されたらしい。しょうがないか。でも「ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!」は見たかったなぁ)。

まぁそれでも、気がついたら「外内外外内外内々」と手を振ってしまっていたという方も多数おられたようで、そのままその抗い難い魅力に目覚めてしまうと後が大変だよと、忠告せざるを得ないのである。

しかしだ、『Spending all my time』のパフォーマンスの素晴らしさをライヴでしか経験できないという縛りはなんとかならんのか、あ~ちゃん。ライヴでお客さんと育てるって、肝心のライヴがこの先日本ではほとんど無いんですけど・・・今すぐ封印を解いてテレビで披露すべし。

Perfume後、モロ氏と分かれて自由行動タイム。雨が降り出していた。

PITBULL、雨宿りも兼ねて3曲ほど鑑賞。ラテンといえば「腰振り」ですな。モニター画面に映るお姉ちゃんたちがイメージ通りの水っぽさでちょっと笑った。

メッセへ移動。

いくつかのステージを覗いたが、フルで観たのはソニック会場の2バンド。

POLYSICS、トイス!トリオになってデジタル色が薄れキメがバシバシ決まるヌーボメタル(byR.フリップ)風味倍増、大変好物です。美味しくいただきました。

TEARS FOR FEARS、来日が決まった時、アルバム「Songs From the Big Chair」を二十数年ぶりに聴き直したのだが、その時はそのあまりに80年代っぽい大仰なサウンドが今の耳にはとても古臭く聴こえてしまい辟易したのである。で、一時はライヴはスルーしようかと決めていたのだが、それでもあれだけ好きだったバンドだしと思い偏見を捨て何度か聴いているうちに、毎日のように聴いていたあの時代に心が戻っていくような気がし始めた。するとどうだろう、とても良いのだ。

そう、良いのだよ。

ロックと懐古趣味は相容れない、と思っていたが、ある時代の背景とニーズから生まれた作品はその時代の感性で聴くことが一番良いんじゃないかと思い始めた。そうすれば今だからこその新たな発見があるかもしれないしね(アルバム「The Seeds of Love」にはそんな発見が多かった)。

で、ライヴもとても良かった。『Shout』をライヴ会場でバンドと伴に合唱するのは当時からの夢だったのだ。

終演後急ぎ足でマウンテン会場へ(一緒に移動する人多し)。

NEW ORDER、反復ビートが響き渡る薄暗い会場内に寝っ転がる人、ゆらゆら揺れてる人、棒立ちの人、痙攣するように踊っている人・・・もうこれだけでも「最高」である。強制させられるものが何もない、出入りも自由、踊るも踊らないも自由、そして演奏しているのは俺と同じ50代後半のオヤジ達、もう一度言おう、「最高」である。

と、踊り続けているうちに今年のサマソニ終了。

とても楽しかった、ありがとう。

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