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2012年6月22日 (金)

「羊の木」第2巻

今のところ暴力は発動しているが誰も死んではいない。

一安心である。

なんてことはなくて、

「死」という結末(そしてその連鎖)しかありえなさそうな剣呑な雰囲気はいよいよ濃厚なのである。

誰が起爆剤となるのか、

当初は「あっち側」かと思っていたが、「こっち側」も非常に危うい。今巻ではその伏線となるかもしれない描写も多々ある。

そして最初の犠牲者はそろそろ気がつき始めた(顔近づけんなの)あいつかな、とか・・・

予断は禁物、何が起きるか分からない、もしくは何かが必ず起きるであろう不安感こそこの作品の真骨頂なのだから。

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以下、いろいろ。

相変わらず緊張感あふれる場面での突発的なギャグに笑わせられる。「天井に張り付く娘」とか、「余生」とか、「名札」とか・・・

皆さん、「推し」は誰ですか?私は今回はぶっちぎりで「大野さん」、あの行動が事実だとしても正義感からというよりも単に「鶏」の復讐(代用?)と判っちゃうところがさすが大野さんなのである。「絞めちゃ いけませんよ 絞めちゃ」の場面は秀逸。あと、安定の武満とか、「角行くぞ」とか、そしてこっち側からは今にも境界を超えそうな「パパ」月末がいい味出し始めてきた。

そして、

巻末収録の「のろろ」をテーマにした山上たつひこ短編「浜辺」が本編の世界観を補完して余りあるほどの刺激を読者の想像(妄想)力に与えてくれる。作中では描かれていない「復讐」や「殺人」だが、きっとあったのではと想像(妄想)してしまうのだ。

本編の原作も小説として既に完成した形でいがらしに託されたらしいが、こんな形であったのだろうか。これにどこまで自己の妄想を盛り込めるか、これは漫画家の技量(創造力)が問われる挑戦である。

そして、ご覧の通りの作品に結実中。

全編終了後にはぜひ原作も読みたいものである。

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