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2012年2月

2012年2月29日 (水)

Perfume:ユニバーサル移籍&新曲

「Perfume、外資ユニバーサル移籍で世界進出へ 第1弾はアルバムを50ヶ国で配信」http://bit.ly/zYZuzS

契約こそユニバーサルミュージック・ジャパンとではあるが、これはもう完全にワールドワイドでの成功を目指しての移籍である。

新たなHPもグローバル仕様、アルバム「JPN」海外iTunes Store配信開始日(3/6)に向けてのカウントダウン画面が面白い。http://bit.ly/xP8g6a

それはハッシュタグ「#Perfume_um」でツイートするごとにドットがひとつづつ増えて彼女たちの画像が完成に近づいていく、という仕組みなのだが、この発想は素晴らしい。まさにファンのひとつひとつの想いがPerfumeを創りだすのである。

移籍に合わせての新曲『Spring of Life』は今春発売。例によって「キリンチューハイ 氷結」のCM曲として使用中。http://bit.ly/x1TxNS

Youtubeにオフィシャルチャンネルもオープンhttp://www.youtube.com/perfume


いつの間にか初回盤が復活

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2012年2月28日 (火)

「羊の木」第10話

講談社「イブニング」連載中

唯でさえ不穏な「のろろ祭り」の醸しだす禍々しい空気が登場人物たちの強い磁場に引き寄せられてキケンな「カタチ」になり始めてきた。

幸せで頭ん中 トロトロのヤツらに 現実ってものを 見せてやれるぜ

もうすでに始まってしまったようだ。

角行くぞ 角行くぞ


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2012年2月25日 (土)

ボストン美術館 日本美術の至宝:曽我蕭白『雲龍図』

3月20日より開催される

東京国立博物館140周年 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝http://www.boston-nippon.jp/

が楽しみであるが、何と言っても長い修復作業を終えて甦った曽我蕭白雲龍図』をこの目で観れるということが最高である。

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もちろん他の展示物も高いクオリティーを誇るものばかり。

過去に起きた膨大な量の日本美術の海外流失は残念ではあるが、こうして最良の状態で保存・管理されているものが多い事は嬉しいことだと思う。

しかし、ラスボス級がこれだけあると、会場の混み方もとんでもないだろうな。

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2012年2月24日 (金)

三宅乱丈:「イムリ」11

前巻発売の頃から掲載誌「コミックブーム」の購入を止めてしまっていたので、この11巻発売が楽しみだった。やはり良いよね、まとめて一気に読む楽しさは最高だ。

512qnrwc5wl_ss500_ 実はここ数巻では話のテンポが遅くなり一つ一つのエピソードをじっくりと描くような展開になっていた。

イムリ大陸に移ってから舞台が広範になり登場人物も増え説明すべき設定事項が膨大になってきたこともある。しかも物語の重要な要素でもあるこの世界の仕組みや「科学」の構造は大変複雑で一言で説明できるものではないのだ。

だが、この世界全てが作者三宅乱丈だけの頭の中から生まれている以上、読者に一定のイメージを定着させるためそれは必要不可欠なことであるのだ。しかし、正直なところ一ヶ月ごとの連載では話しの連続性が掴みづらく重要な設定部分が曖昧なままになりがちであった。

だからこその単行本一気読みである。連載時に正しく読み取れなかったことへの後ろめたさを感じることなく(そうなると単行本を読むことが単なる確認作業になっちゃうんだよね)、一コマ一コマをしっかりと堪能することで物語世界に没入できるのだ。

でもね、やっぱり、デュルク覚醒後の話にもどかしさを感じていた事も事実。このまま土着の民を率いる「悩める」革命家になってしまうのかという・・・

余計な心配であった。

今まで全てが長い長い前フリであったかのような今巻の展開が凄すぎる。

久しぶりに「漫画」で泣いた。悲哀でではない、物語世界と共振したことへの涙である。

それもこれも、「イムリ」の世界観を作者と共有しているからこその感動なのだ。

一巻から「ちゃんと」読んでおいて良かったよ。

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2012年2月23日 (木)

まる(ネコ):透明な箱とねこ。-Transparent box and Maru.-

安定の箱好き

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2012年2月22日 (水)

不定期・カジート(猫族)でゆく「スカイリム」:「猫の日」記念

2月22日は「にゃん」「にゃん」「にゃん」と「猫の日」ということなので・・・

某大学構内でカルジョと記念写真Rimg4322

Pixivから転載http://bit.ly/At5HZy25278281_m

ところで、某所での中ボス戦終了後、例のシャウトで両手武器を剥がされていたカルジョさん、手持ち無沙汰だったのだろうか、いきなり踊りだしたのには吃驚した。それもあろうことか知る人ぞ知る「シセロダンス」!我が目を疑ったね。

これはバグなのか、それとも「ご褒美」的な仕様なのだろうか。

もう一度遭遇したいなぁ。

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2012年2月21日 (火)

Perfume 3rd Tour「JPN」:日本武道館4DAYS

ツアー追加公演「日本武道館4DAYS」PTA先行(抽選)受付の案内が来た。

■05/08(火) 日本武道館
OPEN 17:30/START 18:30
■05/09(水) 日本武道館
OPEN 17:30/START 18:30
■05/11(金) 日本武道館
OPEN 17:30/START 18:30
■05/12(土) 日本武道館
OPEN 16:30/START 17:30

http://bit.ly/y5aFD8

一般受付はまだ未定

現在進行中のツアーで全国にさらなる飢餓感を与え続けている中での追加公演である。高い倍率になるであろうことは間違いない。週末、特に05/12(土)はかなりの激戦になるだろうな。

しかし、数年前は武道館が満席になるのか心配だったのだから嘘みたいだ。

「心のスポーツ」の中毒性はヤバい。

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2012年2月19日 (日)

岩井志麻子&徳光正行「オメ☆コボシ18」@新宿LOFT/PLUS ONE 2012.2.19

面白かった。

芸能界周辺の「噂の真相」的な部分はとても興味深かったが、残念ながら内容は書けません。

ただ、かの業界も所詮人間関係、判っていたとはいえ、当事者の方々からあまりに人間的な(特に性にまつわる)アレやコレやを聞かされると、生きるってのは何処でも大変だなと同情を禁じ得ない部分もある・・・そんなこともないか

徳光正行の着ていた「OMK48」(いわゆる48手の意)とプリントされたTシャツ欲しかったなぁ。最期のプレゼントコーナーで若い女性がゲットしていたけど、部屋でこっそり着るのだろうか、それとも外出着の下に密かに着用してスリルを味わうのだろうか、友達や彼氏に見せて反応を楽しむのだろうか・・・ハイ、妄想自重。

次回は5月予定だそうです。LOFT/PLUS ONE http://bit.ly/xEtTCq

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2012年2月18日 (土)

Perfume:第15回文化庁メディア芸術祭

第15回文化庁メディア芸術祭において今回 審査委員会推薦作品に選ばれた「Perfume LIVE@東京ドーム『1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11』」が展示(上映?)される。http://bit.ly/yIEd7W

会場は六本木 国立新美術館。期間は、2012年2月22日(水)~3月4日(日)

推薦作品一覧http://bit.ly/zTvWxj

ちゃんと作者名欄に「MIKIKOPerfume」と明記されていて喜ばしい限りである。

ちなみに同推薦作の中にPerfumeをキャラクターとして起用した「NATURAL BEAUTY BASIC 2010秋冬キャンペーン」も入っているのだ。

Perfume、売れかけているな。

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2012年2月17日 (金)

「オメ☆コボシ18」

いやー、2月はね、

20代の頃、「死」を実感する「痛み」と「絶望」を体感して以来の鬼門の月で、何か調子がでない時期なのよ。

記憶が忘れても身体が覚えているのだろうかね。

まぁ、そういう時期は馬鹿笑い、特にガチンコ下ネタ系に限るということで、この週末19日にあのデンジャラスコンビ岩井志麻子・徳光正行のトークライヴに行くのだ。

やはり、性別・人種・時代を超えて、最高のネタは「下」でしょう。

一応紹介しておきます。

「オメ☆コボシ18」

あのデンジャラスコンビがエロ・スキャンダル・都市伝説を疑似ナシ本番でしゃべり倒しすオメコボシの18回目!!
下のお口は塞げても、上のお口は塞げませんわ?!

【出演】
岩井志麻子(作家)
徳光正行(タレント)

【ゲスト】
西村賢太(芥川賞作家)

トークライブハウスLOFT/PLUS ONE http://bit.ly/xEtTCq

2月19日:Open18:30/Start19:30
前売¥2000(飲食別)/当日¥2300
前売はローソンチケットにて【L:38972】1月29日発売予定!

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2012年2月16日 (木)

フリッツ・ラング - メトロポリスMetropolis

1984年(1984!)公開のジョルジオ・モロダー版は劇場で観た。

それはカラー化されロック・ポップス系の音楽が付けられた作品で、当時のMTVブームに便乗したような内容だった。

案の定、長いPVを観たような印象で、数々の独創的な映像カットこそ記憶に残ったが、肝心のストーリーはほとんど覚えていない。

それで、遅ればせながら、オリジナル版(1927年)をきちんと観賞。こういうときネットは便利、まさかあるとは思わなかったからね。http://bit.ly/w0o98R (コメント非表示推奨)

ああ、そうだこんな内容だった。覚えている、覚えている。

そうか、その後の近未来物の原点(オリジナル)であったため、近年に至るまでのいろいろな作品の引用イメージで上書きされてしまい本家の記憶が曖昧になっていたのだ。

それにしても、1927年にこれを創るとは、驚きである。

人の想像力ってのは素晴らしいな。

全体のデザインこそ当時のモダンアートの影響下とはいえ、ほぼ「無」からこれだけの未来都市のイメージを映像化してしまう才能や技術にも畏れ入る。

素材は全て監督(個人)の脳内イメージ、それらをできるだけ忠実に具体化・映像化する為の撮影、編集技術、そして特殊効果なのだ。

今は、最初に加工・編集技術ありきだからねぇ。

まぁ、観て下さい。

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2012年2月15日 (水)

Happy 23rd Birthday A~chan!

これでPerfumeはメンバー全員23歳か、

アイドルでもなく、ロックでもなく、ましてやクラブ系やJ‐POPでもなく、正しき意味でポップの世界で(ワールドワイドで)成功する可能性を未だ秘めているところが凄い。というか、実現しそうなところが更に凄い。

ということで、

世界からのHappy birthday! http://bit.ly/w7GIjzPcitybdayachan

次のライヴが楽しみだ。

おまけ)このPVが今の彼女たちのパフォーマンス・クオリティを高さを一番表現している思う。http://bit.ly/zfdnO1

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2012年2月13日 (月)

↑宇宙↓ The Known Universe by AMNH

ニコニコ動画で見つけた。http://bit.ly/yAOcLb

宇宙物の動画は澱の溜まった頭の中をいい具合に攪拌してくれるので好き。この作品もかなり気持ち良い。

ちなみにAMNH はAmerican Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)の略。

自分好みのBGMで楽しもう。

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2012年2月11日 (土)

ベルセルク:神話

今週掲載分を読んだ。

「神話」だ。

そうか、ガッツは最終的に「」になるかと、いろいろ妄想全開。これは「オデュッセイア」なのだなと今更ながら思う。

そして、現エピソードがやっと終わった。休載も多かったし長かったな~、ん、終わったんだよねぇ?

映画も観に行かなくちゃな。

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2012年2月10日 (金)

新居昭乃「仔猫の心臓」

iPodのシャッフルで久々に聴いた新居昭乃の『アトムの光』が心に沁みたことはTwitterに書き込んだ。

2012.02.10 19:43:今日帰りの電車の中で久々に聴いて涙が出そうになった。声高ではないが深く心に沁みる「反核」ソング。日本では優秀な音楽的人材が皆アニメ方面に行ってしまう。十分なニーズがあるからなんだけど、「アニメ」と言うレッテルは一般的には偏見も生むからなぁ。 

2012.02.10 20:06:そういえば、さっきのツイート、誰の何の曲だか書いていなかった。新居昭乃「 アトムの光」という曲です。収録アルバムは「そらの庭」

帰宅してから、アルバム「そらの庭」('97)を通して聴いた。プログレです、これは。全曲作詞作曲の新居昭乃がなにより自分のために(自分が納得いくように)造り上げたファンタジー系(ダーク成分含む)の名盤だと思うのである。『人間の子供』でのシンフォニックで素晴らしい編曲を担当した菅野よう子の名もこのアルバムで覚えた。

そして、私にとっては神曲と言って良い『仔猫の心臓』である。これは「泣きそう」どころではない、「泣ける」のだ、いやほんと「泣いちゃう」のだよ。動物の「死」に対峙することはやはり辛い思い出として残り続ける。だからこそ人間性の形成にとって大事なことだとも思う。


猫好きにとっては特に堪らんものがあるな。

ところで初めて聴いた時から、声をジョン・アンダーソンに替えてもしっくりきそうだと思っているのだが、どうか(異論は認める)。

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2012年2月 9日 (木)

GRDⅣ:上野動物公園のシロクマさん

そういえば動画機能があったけ、ということで撮影してみた。

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2012年2月 7日 (火)

まる(ネコ):遊ぶねこ14。-Maru is playing 14.-

しっぽ、ブンブン。

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2012年2月 6日 (月)

続・カジート(猫族)でゆく「スカイリム」:  君はカジート本「アジル・トラジジャゼリ」を読んだかね?

そんな本があるらしい、ということはかなり前から知ってはいた。だから、全てのそれらしい本は目を通していたのだが、なかなか巡り会えないでいたのだ。

それがやっと見つけられた!

こりゃ、カジート好きには堪らんぞ。

こいつらの世界観はまさに「猫」そのもの、人の考える「社会」と「常識」とは全く異質なのだ。

自ら発見し読む喜びを求める方は以下を読まないように、一応警告しておきます。

オブリビオン図書館http://bit.ly/zGYqBqから転載。

アジル・トラジジャゼリ(Ahzirr Traajijazeri)
著者不明

 この本は、くだらない本である。しかし、よく言われることだが、カジートらしさを感じさせるすべてのものと同じように、“gzalzi vaberzarita maaszi”、すなわち、「くだらないものが不可欠となった」のである。私が言うべきことのほとんどはこれまで文字にされてこなかったものである。よしんば文字にされていたとしても、誰も読めなかっただろう。帝都の民は後世のためにすべてを書き残しておくべきだと感じているが、エルスウェーアで生まれるカジートの子猫はみずからの歴史を知っている。母親のお乳といっしょに飲み込むのだ。

 だが、ごく最近になって、貪欲なレヤウィーン伯爵の手から祖国を奪い返さんとするわれらの闘争が、われらの立場に同情的な人々を引きつけるようになってきた。その中には帝都の民もいて、われらの運動に加わりたいと切に願っているものの、どうやらわれらの流儀がわかっていないらしい。もちろん、われらの敵もわれらのことをわかっていないが、それはわれらの武器としてしまっておきたいところだ。しかしながら、カジートでないわれらの友人は、われらがどういう存在で、どうしてこうなって、どんなことをしているのか知っておくべきだろう。

 カジートの心は内省するように設計されていない。われらは単純にやりたいことをやるし、世界がどうなろうと知ったこっちゃない。われらが哲学を言葉で伝えたり理論立てて説明したりするのはなじみのないことであり、この本を読んだところでわれらのことがわかるようになるとは保証できない。“Q'zi no vano thzina ualizz.”、すなわち「矛盾を述べるとき、私は真実を語っている」という単純な真理をしっかりと理解していただきたい。

 われらは、レンリジュラ・クリンである。「傭兵のニヤケ顔」、「土地ナシ小僧の笑顔」、「微笑むクズ」、どれもこれも妥当な翻訳であろう。軽蔑的な表現だが、面白いのでそのまま取り入れた。

 われらは心では怒るが、顔では怒らない。エルスウェーアのために戦うが、われらの土地の象徴である“たてがみ”と手を組むことはない。正義を信じるが掟には従わない。

“Q'zi no vano thzina ualizz.”

 これは掟ではない。タ・アグラには「掟」という言葉がないのだ。われらの“thjizzrini”すなわち、「浅はかな考え」とでも呼んでいただきたい。

その一

“Vaba Do'Shurh'do”

すなわち、「勇ましいことはいいことだ」

  われらはタムリエルの帝都そのものを敵にまわして無謀な戦いを挑んでいる。われらの大義は何よりも気高い「祖国防衛」である。しくじれば、われらは過去も未来も裏切ることになる。われらの死者は“Ri'sallidad”、たいそう誤用が多いその言葉の意味をできるだけ正確に翻訳すると、“殉教者”である。われらは犠牲を尊び、笑顔の下では死者を深く悼んでいる。

 われらの勇敢さは、われらの名にも含まれる「クリン」という笑顔に凝縮される。といっても、ヴァレンウッドのおつむの弱そうなサル顔のイムガのように、いつもにやにやしながら歩いているというわけではない。単純に、敵に楽しませていただいているのである。われらは公明正大な戦いなど退屈の極地だと考える。最後に勝つことがわかっているからこそ、われらは自信たっぷりに笑う。それから、われらの笑顔が敵の感情を逆なですることも知っている。

その二

“Vaba Maaszi Lhajiito”

すなわち、「逃げることも必要」

 われらはタムリエルの帝都そのものを敵にまわして無謀な戦いを挑んでいる。名誉とは乱心である。もちろん、われわれは帝都軍との戦いで勇気ある死を遂げたレンリヤラクリンを愛していたが、こうしたリ・サリダッドはみんな使いこなせなかった脱出路を持っていて、「くそ」とつぶやいて死んでいったと自信を持って言うことができる。

 偉大なるセンシェ・ラートがサイミシル・ステップにやってくると、狩もできなければ眠りにもつけないことに気づくだろう。ちびのアルフィクが背中でぴょんぴょん飛び跳ね、咬みついてきて、センシェ・ラートがその立派な体でアルフィクと対峙しようと振り向いたとたんにすっ飛んで逃げてしまうからだ。しまいには、なんとしてもアルフィクを捕まえてやると息巻きながらも、センシェ・ラートのほうから去っていくのである。アルフィクはわれらの遠類で、レヤウィーンの巨大虎との対決では彼らの戦術を採択させていただいた。

 撤退は汚辱だと考えるたくましい軍隊の一員になって決然と行進することに心底あこがれているなら、レンリジとは手を組まないほうがいい。われらは川辺のアシの草むらにすべり込み、避けられない殺りくを眺めながら、そうした自殺行為のような浅はかさを大笑いするだろうから。

その三

“Fusozay Var Var”

すなわち、「人生を楽しむ」

 人生は短い。近頃愛し合っていないという読者は、どうかこの本を置いて、早急にやっちゃっていただきたい。浮気娘でもやんちゃ坊主でもとっつかまえるといい。一人と言わず何人でも、あなたの賢明なる下腹部が望むようにやればいい。それから、いかなる状況においても、もったいつけたりしないように。軍隊とわれらの戦いは後回しにしたっていい。

 よろしい。楽しんできたかな?

 われらレンリジュラ・クリンはともに生き、ともに戦う。レヤウィーンや帝都がすぐに、少なくともわれらが生きているうちに、折れるつもりはないことも知っている。与えられた時間においては、われらはもっとも近しい仲間がむっつりと、ぼんやりと、げっそりと、かっちりと、そしてバージンのまま生きていくのを見たくはない。そういうものが見たければ、帝都のブレイドにでも加わっていただろう。

 われらのわいせつな冗談やべろんべろんに酔っ払った夜やムーンシュガーを、どうか嫌悪しないでいただきたい。これらはレヤウィーンがわれらに与えない喜び。だからこそ、われらは陽気さをこれっぽっちもないがしろにしない。

その四

“Fusozay Var Dar”

すなわち、「迷わず殺せ」

 人生は短い。ことのほか短い。レンリジュラ・クリンを欺いたことのあるものなら身に染みてわかっていようが。

 われらは卑怯に戦う。敵と対峙すれば打算し、相手の剣が大きすぎるとみたらとんずらする。が、敵が背を向けていたら、私的見解では、ぶっ倒しておきたいところだ。それからそいつの首に飛びかかってへし折る。ぽきんという音がまた楽しい。もちろん、そうするもしないもあなたの勝手だし、こだわりのスタイルだってあるだろう。

その五

“Ahzirr Durrarriss”

すなわち、「なんでも民に与えよ」

 われらの目的を忘れないでほしい。われらは家族のために戦っている。太古より先祖の土地であった豊穣で肥沃なマカピ湖やマラピ川の沿岸地域から追いやられたカジートのために。われらの戦いはやつらの悲劇。やつらに思い知らせてやらねばなるまい。われらが戦っているのはやつらではないということを、ゆめゆめ忘れさせないように。

 「たてがみ」も皇帝も伯爵も演説をぶちあげ、法を定め、公人として暮らしながら、避けられない革命を食い止めようと民にみずからの見解や哲学を説いて聞かせる。われらレンリジュラ・クリンのような法のしがらみのない組織では、行動をもって意見とせねばなるまい。激しく戦い、もうろくした敵どもをあざ笑っていればそれでいいというわけではない。その意味するところは、民と対話して味方に引き入れることである。われらは武力ではなく政治力で戦う。民が蜂起すれば敵はすごすごと引き下がるだろう。すなわち、われらの勝利である。

 民になんでも分け与えるがいい。ゴールド、ムーンシュガー、それから強力な武器も。どこに隠れていようとも、彼らの心はわれらとともにあることだろう。

その六

Ahzirr Traajijazeri

すなわち、「われらはまさしく力で奪う

 われらの目的を忘れないでほしい。われらは泥棒で悪党、密売人で破壊人なのだ。農場を奪えないなら、燃やしつくすまで。われらの祖先が愛した輝ける古代の砦から帝都兵が動こうとしなければ、砦をぶち壊すまで。レヤウィーン伯爵の背任から土地を救うたったひとつの方法が人の住めない土地にしてしまうことだったら、そうするまで。

 われらはわれらの暮らしと故郷を取り戻したい。ちょうど二十年前のような時代を。が、それが現実的でないなら、もっと単純かつ実利的な目標に切り替えるまで。復讐するのだ。笑顔をひとつ添えて

カルジョが瀕死の敵をじっくり眺めたあと無慈悲な止めを刺す場面をよく見るのだが、きっとあの時「笑顔をひとつ添えて」いるのだろうな。

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2012年2月 5日 (日)

がきデカTHE BEST がきデカ登場!!の巻

2009年刊行「がきデカTHE BEST 1」(1890円)のコンパクト版である。カラーページが無くなったとはいえ値段が500円とずっと手頃になった。軽いし。良いことである。

感想は2009年の時と変わらないので、そのまま転載。け、決して手抜きではない。

2009年1月 8日(木)ブログから

「中春」より先に刊行が始まってしまった旧シリーズのベスト・セレクション。過去にも何回か似たような企画で復刻されてきたが、中途半端で満足のいかないものが多く、結局手元に残り続けるのはリアルタイムで購入した秋田書店のオリジナル単行本だけだった。さて昨年の山上選集刊行の流れから企画されたであろう今回の「がきデカ」はどうだろう?

61dzehhd3ml_sl500_aa300__2 記念すべき連載第一回からの最初の一年間を時系列に沿ってセレクトした内容は非常に興味深い。

それまでの青年誌(当時この言葉はなかったかな、大人向け漫画雑誌?劇画雑誌?)中心で展開していた(エロ・グロ傾向の強い)過激なギャグスタイルを少年誌の中でどう折り合いをつけていくのか、当時既に「喜劇新思想体系」はじめ山上ギャグの強烈な洗礼を受けていた我々(大学の友人にはファンが多かった)は期待と不安で第一回連載を読んだ記憶がある。実際のところ、見慣れた山上キャラがコマのあちこちに登場しているのは嬉しかったが、内容的には中途半端な印象は否めなかった。こんなもんじゃないだろう、という感じ・・・今読むとそれなりに面白いのだけどね。

ところが山上の凄いところは連載一ヶ月ほどで「がきデカ」ワールドを完成してしまったことだ。以前の作品でも見うけられたそれ自体がギャグとして成り立つような極端な身体表現(表情やポーズ)を効果的に多用し、それがコマ運びのテンポにアクセントを与えスピード感を増したことや、描線に青年誌(劇画系)特有の泥臭さが消え少年誌向けの適度なデフォルメ(単純化)が各キャラの魅力を倍増させた(キャラの役割分担も明確化した)。

数カ月単位の単行本では見えにくかった「がきデカ」完成形への流れが一年単位で見るとよく分かる。連載で一定のクオリティを保ちながら、流れを加速するように時々登場する「さらに突き抜けたとんでもない作品」が当時の読み手にどれほどの衝撃を与えたことか。「今週の読んだか?」「あれは凄い」と学生の間でも話題になったものだ。今巻にもそんな作品がいくつか収められているのだが、今読んでも凄まじいなぁ。個人的に忘れられないのは連載2ヶ月でここまで辿り着いてしまったか、の『少年警察官出動!!の巻』。のっけから狂っている。山上定番キャラの二人の中年警察官がやばすぎる。そして、「がきデカ」史上1、2を争う衝撃と言えば『かーちゃんが居なくても!!の巻』に登場した練馬変態クラブかもしれない。その後何年間も「練馬変態クラブみたい」で会話が通じるようになる程だった(今でも同世代的にはOK)。ひとつひとつ取り上げているとキリがないが、今巻最後に収められた『寝てはならない新学期前夜!!の巻』は山上の中で対象が子供という事はどうでもよいことになったということが良く分かる作品だ。冒頭のあべ先生のアレもナンだが、こまわりの握りこぶしのアレは良く許されたな。そうそう、あべ先生の下宿先は「おます」の2階なんだよな。それも仲間内で話題になったもんだ。

いずれにしても、今回の刊行シリーズは良い仕事ぶりだ。復刻の度に露骨な修正が加えられていて不快感を覚えたものだが、今回それを感じなかった。旧単行本と比べたわけではないが、かなりオリジナルに近い形ではないかと思う(修正されていたとしても違和感なく仕上げてあるのかもしれないが)。   

作品セレクトは呉智英氏。

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2012年2月 2日 (木)

ブラタモリ:第21回 ~東京タワー・芝~(アンコール放送)

最初の放映は2011年3月10日。そう、震災前日である。

当日はリアルタイムで観ていた。馴染みも興味もある地域ということで放送鑑賞中は楽しい時間が過ごせた事はよく覚えていたのだが、まさかこの日だったとは。

日常生活に常に異物感を感じる今から見ると3.11以前は遠い過去のようだ。

そうだ、あの日、私を含めた沢山の人々が芝増上寺山門前を徒歩で通過する羽目になったのだ。タワーのてっぺんも曲がってたなぁ。都内の高低差もたっぷり身体で味わった方々も多かっただろう。

ちなみに、増上寺(芝公園周辺)は災害時の避難場所に指定されている。今でも山門はランドマークなのだな。

NHK「ブラタモリ」公式サイトhttp://www.nhk.or.jp/buratamori/

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2012年2月 1日 (水)

Perfume「JPNツアー」inさいたま

一言でいえば、「至福」。

彼女たちを好きで良かった。

やはりね、ネタバレは勿体無い。特に今回のステージ演出に関しては、知ってしまったら感動が薄れてしまう瞬間が多すぎである。

あの曲のあの照明とか、あのステージ構成とか、あの振り付けとか、語りたいけど語れない。

ただただ、畏れ入りました。

ラストのあの曲を聴くと、つい両手をグルグル、おっと。



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