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2011年12月 3日 (土)

朝のお勤め「朝ジミ」 第十五週

毎朝必ずジミ・ヘンドリックス関連の曲を聴いて1ツイートしなければならない、という厳しくも楽しい朝のお勤め「朝ジミ」を己に課した。だが朝の限られた時間で一曲聴き140字以内でツイートするという朝課はなかなかの鍛錬(何のだ?)にはなるのだが、Twitterの宿命とはいえ書き込んだ傍からあっという間に過去に流れ去ってしまうのはちと寂しい。

そこで、一週間分ごとに若干の加筆修正を施しブログにアップすることにしたのである。

Button_new10a朝ジミ」まとめ:http://bit.ly/reHwKA

第十五週:平成23年10月16日~10月22日

1016日(日)
今朝のジミヘン、『Highway Chile』、当時の日本盤ファーストには未収録だったため、私は72年の編集アルバム「War Heroes」で初めてちゃんと聴きました。その時はGSみたいな曲だなという感想を持ったことを覚えています。後になって、それはイントロの印象的なユニゾンチョーキングをGSの方々が盛んに「引用(パクリ)」していたせいだ、と気が付きましたが。

1017日(月)
今朝のジミヘン、『Have You Ever Been Disappointed』、65年8月5日アイズレーブラザースとの最後の録音から。抑制されたシンプルなバッキングにロナルドのスイートなヴォーカルが乗るバラード曲、悪かろうはずがありません。ジミは終始(まじめに)アルペジオを奏でていて、時折控えめにオブリガートを加えています。

1018日(火)
今朝のジミヘン、『Message To Love』、ウッドストックから。フェス最終日で体力限界、おまけにほぼ徹夜状態で意識朦朧、気力だけであのエクスペリエンスの登場をひたすら待ち続けた観客にとって待望の一曲目がこれというのは・・・当時の観客が誰も知らない曲だし、見たこともないメンバーが沢山いるし、演奏も掴み所がなくバラバラに聴こえるし、第一ジミによればバンド名自体が違うようだし、その壮絶なガッカリ感は想像に難くありません。そりゃ早めに見切りをつけて帰りたくもなるでしょう。それでも残った人だけが「歴史」を目撃することが出来たのです。

1019日(水)
今朝のジミヘン、『Room Of Full Mirrors』、BOX「エクスペリエンス」から。69年4月21日、エクスペリエンス内で相変わらずノエルとの確執が続く中、旧友ビリー・コックスとの再開後初めてのレコーディングセッションでの31テイク目!この演奏はBOXの中だけに眠らして置くのが勿体無いほどジミが絶好調です。本当に楽しそうにプレイしているのが伝わります。ところでドラムが不明となっていますが、誰なのでしょう?

1020日(木)
今朝のジミヘン、『If 6 Was 9』、AXISから。ギターサウンドはストラトそのものといった乾いたトーンですが、冒頭のリフ(映画『イージーライダー』での使用シーンは今でも強く印象に残っています)やフリーフォームな後半等、全体の印象はかなりヘヴィーなものとなっています。歌詞も「俺流宣言」みたいな内容ではありますが、そこに脳天気な楽観性は感じられません。黒人系ミュージシャンにしては珍しくジミにはブルースマンやJBそしてマイルス達のような「俺様」性が希薄なのです。人との関係性やその評判に気を回し過ぎなイメージがあります。そう、決して「ボス」向きじゃなかったんですよね。

1021日(金)
今朝のジミヘン、『It's Too Bad』、バディ・マイルスのドラムとオルガンのラリー・ヤングで69年2月録音。兄との確執や黒人コミュニティーの関係などに言及したシビアな唄の内容も含め完成度の高いブルースナンバー、と思いきや後半のジャム部分ではツボを心得た奏者達によってマイルス・デイヴィスが参加していたとしても違和感のないようなクールな展開をみせてくれます。そういえば、ラリーはこの年の8月に「Bitches Brew」の歴史的なレコーディングに参加することになりますし、バディも後にマイルスからレコーディング・セッションに呼ばれることになります。「縁」は確かにあったはずだったのですが、「機会」は永遠に失われてしまいました。

1022日(土)
今朝のジミヘン、『My Friend』、アンソロジーから68年3月ホテルの一室で弾き語りによるデモ音源。曲調も名声故の孤独に対する心情を述べた詞もまさに「黒いディラン」であります。しかし、唯一の友達が己の影だけ、というナイーブな詩を書くような人物がデビュー当時は異形のPOPスターを演じていたわけなのです。う~む、感慨深いですね。

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