« この週末 | トップページ | まる(ネコ):アップなねこ。-Zoom-in Maru.- »

2011年10月 4日 (火)

観た!NHK特別番組「マイルス・デイビス・イン・トーキョー1973」

さて、この圧倒的な演奏を前に何を書いていいのやら。

とりあえず断片的な感想を。

アル・フォスターのドラムに導かれ演奏が始まると同時にステージの緞帳が上がりマイルスバンドが姿をあらわす。この時期のマイルス・ライヴの醍醐味の一つにこのイントロダクションの魅力がある。その瞬間の高揚感が今またこうして味わえるとは思わなかった。

さすがNHK、変な小細工なしで音楽を聴かせることに主眼をおいたカメラワークが良い。当時のマイルス・ミュージックをよく理解している人が担当したのだろうか。ソリストだけでなく、リズム隊に配慮しているところに、気配りを感じさせる。録音状態も良好である。エムトゥーメのパーカッション一つ一つに配置されたマイクにNHKの本気を感じた。

常に緊張感がある。75年のライヴの時のようにクールダウン(ま、はっきり言えば、間延び、なんですけど)する所がない。このあたりは編集のせいもあるかもしれないが。

ピートのギターがエフェクトまみれでない!まだ呪術(ブードゥー)度が低いのだ。これが最大の驚きかも。しかもその(ほぼ)ナチュラルなトーンで普通にソロらしいソロをとっているし。これはこれで悪くない。

リーブマンが60年代モードジャズの良質な部分をバンドに持ち込んでいるのが今聴くとよく分かる。適度な保守性とでもいうか、当時の観客の大多数にとっては「救い」だったかもしれないね。

マイケルのベースはもっともっと評価されるべき。このバンドのキモはエムトゥーメとマイケルである。

そして、マイルスの存在感。体調も後年のように悪化していないのだろうか、引き締まった身体からオーラが立ち上っているようだ。

この映像・音源はパッケージ化するべきだと思う。だってこれ、人類文化遺産でしょ。ちゃんと残さなきゃ。

|

« この週末 | トップページ | まる(ネコ):アップなねこ。-Zoom-in Maru.- »

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« この週末 | トップページ | まる(ネコ):アップなねこ。-Zoom-in Maru.- »