« 没後150年 歌川国芳展 東京で開催 | トップページ | Fallout: Nuka Break             まさかの実写ムービー »

2011年10月27日 (木)

朝のお勤め「朝ジミ」 第十二週

毎朝必ずジミ・ヘンドリックス関連の曲を聴いて1ツイートしなければならない、という厳しくも楽しい朝のお勤め「朝ジミ」を己に課した。だが朝の限られた時間で一曲聴き140字以内でツイートするという朝課はなかなかの鍛錬(何のだ?)にはなるのだが、Twitterの宿命とはいえ書き込んだ傍からあっという間に過去に流れ去ってしまうのはちと寂しい。

そこで、一週間分ごとに若干の加筆修正を施しブログにアップすることにしたのである。

Button_new10a朝ジミ」まとめ:http://bit.ly/reHwKA

第十二週:平成23年9月25日~10月1日

925日(日)
今朝のジミヘン 、『Tears Of Rage』、アンソロジーから68年3月録音の貴重なデモ音源(アンプラグド)。そう、邦題は『怒りの涙』、ザ・バンドの1stアルバムに収録されたディランの曲です。どうやら、「エレクトリック・レディランド」収録候補曲だったようです。しかし、この時ザ・バンドのアルバム発売は三ヶ月先でしたし、ディラン自身の元曲はまだ「地下室」に眠ったままで未公開という状況下、ジミはどんな経路でこの曲の音源を知ったのでしょうか。そしてそれはザ・バンドのヴァージョンだったのか、それともまさかのディラン・ヴァージョンだったのか、ジミのヴァージョンはどちらにも似ていないのですよ。非常に興味深いです。

68年2月にオープンリールのテープレコーダーを入手したジミはこれをどこにでも持ち運び数々の音源を残しました。もちろんプライベートな録音ですから全てが公開できるわけではありません。ただこうして貴重な記録の一部が発表されることにはとても意義があると思います。

926日(月)
今朝のジミヘン 『Wild Thing』、67年モントレー・ポップ・フェスティバルでの歴史的ライヴ・パフォーマンスから。

この曲のライヴを私が初めて聴いたのは70年代初め、オーティス・レディングとのスプリット・アルバムででした。日本ではまだ映像が公開される可能性のない頃で、後半の「ピーピーガーガー」と鳴り続けるノイズを聴きながらその大暴れぶりを色々と想像(妄想)したもんです。だから、忘れもしない1975年の夏、8月30日NHK「ヤング・ミュージック・ショー」でモンタレーの記録映画が放映されたときは大興奮致しました。現実が想像(妄想)を遥かに凌駕していたのです。冒頭のフィードバックから最後のギターに火を点け破壊するに至るまでのパフォーマンスがそれまで見たことはないほどの「色気」に溢れていて、ただ暴力的なだけではなかったのは大きな発見でした。

そう、ジミの魅力は「オーラ」や「カリスマ」ではなく、男も惚れる「色気」なんだなと。

良く見るとジミ自身は終始冷静に対応しているのが分かります。オイルの二度掛けとか律儀ですよね。一回観客にお辞儀してから「破壊行為」を始める所が好きです。

927日(火)
今朝のジミヘン、『Sweet AngelAngel)』、アルバム「Axis:Bold As Love」完成直後の67年11月に録音されたデモ音源。リズムボックスを用いてジミ一人で完成させています。この時点ではバンドで演奏されることを意識していないせいか、よりパーソナルな音楽性が覗えます。それは意外なほどのロマンチシズムとでも言いましょうか。後半に重ねられた複数のギターの絡みが蕩けるように美しいのです。

928日(水)
今朝のジミヘン、『Freedom』、Box「エクスペリエンス」から70年2月録音の初期テイクです。これがかなりファンク度が濃厚で、後の完成版とはかなり様相が異なるヴァージョンなのです。ツボを押さえたビリーのベースもさることながら、ミッチが(彼にしては)シンプルにボトムを支えることに徹していて大変良いです。工夫のあるイントロや後半のグルーヴィーな展開等これはこれで完成度も高く個人的には大好きなヴァージョンです。

929日(木)
今朝のジミヘン、『She's So Fine』、「Axis:Bold As Love」収録。「力」が今ひとつ足りない歌声にどこかで聴いたことがあるようなメロディー、もしもノエルだけで録音していたらとっても平凡なものになったでしょう。だがしかしジミのギターマジックによって非凡な仕上がりになったのです。しかもアルバムごと音楽史の一部として永遠に残ることになったし…色々不満もあったかもしれないけど、ノエル、良かったんじゃないか。

930日(金)
今朝のジミヘン、『Castle Made Of Sand』、トリビュートアルバムからアメリカのゴスペル・アンサンブル集団サウンズ・オブ・ブラックネス(Sounds of Blackness)のゴスペルクワイアによるカヴァーです。ゴスペル・コーラスとこれほど相性が良いとは思いませんでした。ジミ自身の歌ではあまり感じる事のないルーツとしてのブラックネスとそこから生まれたメロディーの普遍的な魅力をはっきりと確認できて興味深いです。

101日(土)
今朝のジミヘン、『Stepping Stone』。これをシングルにするか、という複雑な展開の曲です。後年のジミは同じ曲の中でリズムやキーが次々に変化する曲を作りますが、これはその走りといったところでしょうか。原版のバディのドラムは巧く対応仕切れてなかったので、ミッチのドラムに差し替えたのは正解だと思います。イントロのおしゃべりギターは後にヴァイが「ヤンキーローズ」でまんま引用していました。

|

« 没後150年 歌川国芳展 東京で開催 | トップページ | Fallout: Nuka Break             まさかの実写ムービー »

ジミ・ヘンドリックス」カテゴリの記事

ネット動画」カテゴリの記事

朝ジミ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 没後150年 歌川国芳展 東京で開催 | トップページ | Fallout: Nuka Break             まさかの実写ムービー »