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2011年7月11日 (月)

夏の上野で、ギリシャ、恐竜、へうげもの

先週末に国立西洋美術館で開催中の古代ギリシャ展に行ってきた。

Rimg3339 誰もがよく知っているようで、その実、ほとんど知らない古代ギリシャの歴史と文明。私自身がそうだ。神話やホメロス、ポリス、オリンピア、等々、映画や小説などを通して知った断片的な知識はあるが、時系列や関連性に対する理解は非常に怪しいものであった。だいたいが、欧州から見た日本と中国のようにローマとギリシャのイメージもごちゃ混ぜ部分が多いし、ほんと恥ずかしいものである。

だからこそ、大変有意義な時間を過ごすことができた。勉強になった。知的好奇心が刺激を受けた。

出展数は少ないが、ただ芸術作品として紹介するのではなく、ギリシャ文明を築いた「ギリシャ人」そのものに興味を持ってもらおうという陳列意図が良かった。

彼らがどんな生き方をし、どんなことを楽しみ、どんなものを美しいと思ったのか。知性と理性、力と欲望、まだそれらが未分化だった時代、その象徴がオリンポスの神々であったのだろう。

善行も悪行も死んでしまえば皆同じという死生観も興味深い。倫理的な規範となるべき神様連中があれじゃ、むべなるかな。唯一の拠り所は共同体(ポリス)帰属意識だったのだろう。しかし、基本的には男性原理ではあるし、義務さえ果たせば快楽方面に興味がシフトするのはさすがラテンの血である。

あと人間性という点で避けて通れないのが性愛である。この部分もワンコーナー設けて紹介していたのはえらい。そしてギリシャ(ローマ)といえば少年愛である。いやー、ギリシャ彫刻がどの構図からでも美しいというのは、つまり、どの角度からでも愛でる(性愛的な意味で)ことが出来て嬉しいということだったのだ。そして、あれだ、オリンピアは国家規模のハッテン場だな、と言い切ってしまおう(異論は認める)。

物販でギリシャ関連の本を何冊か購入した。少し知識をつけてからまた観に行こう(性愛抜きで)。

で、

科学博物館恐竜博にも行った。幾つになっても、身体が求める恐竜愛のせいだ。だが、覚悟していたとはいえ、一部のガキどもの傍若無人ぶりに我慢限界。ここはお前の家のリビングではないっ!あれは「公共」という概念を親が教えられないのだろうな。しっかりしている親子もいるのに・・・。

とはいえ、やっぱ恐竜は良いね。トリケラトプスかっこよす。完璧なデザインでしょ。

以下、カメラはすべてGRDⅢRimg3336_2

それにひきかえ、新発見・新事実が出る度に微妙にかっこ悪くなってくるTレックス。今回の「毛」付き待ち伏せポーズにはがっかりだぜ。

骨だけならまだ許せる。Rimg3337

でも時代はラプトレックスなのだ。Rimg3333

次は東博常設展へ。は~落ち着くわ。ここは都会のオアシスだな。

ここでは美術品と向き合うことが己の内面を鏡で見ることと同じであることを意識させられる。

と、柄にもないことを考えていたら、ある陳列陶器から叱責が、「おぬし、修業が足らんな」と。まぁ相手は織部さんなんだけど

この文様は・・・奥の緑色のもそうです。Rimg3329 

これは中国産の火入れ(煙草用の火を入れた)。 和みますね。Rimg3314

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