« 外道 再々復活? | トップページ | 没後150年記念 破天荒の浮世絵師    歌川国芳展 »

2011年5月13日 (金)

Robert Johnson: Remaster(2011)とMemphis Minnie のこと

The Centennial Collection51jm4ckwgjl

ロバート・ジョンソンの最新リマスター版である。

ヴォーカルの輪郭が明瞭になって、ボリュームを上げて再生しているとその生々しさに圧倒される。緩急や強弱の使い分けが絶妙だ。それに見事に呼応(コール・アンド・レスポンス)するギターの音も以前のものとは比べ物にならないほど向上している。ちゃんとアコースティック・ギターらしい「鳴り」が分かるのだ。

リマスター技術の進歩に感謝。20年前のコンプリート盤を持っている方も迷わず「買い」でしょう。

で、

実は最近、人生何度目かのマイ・ブルース・ブームが到来している(気がつけばiPodにはブルースが1117曲)。

今回のきっかけは戦前ブルース(個人的)再評価だ。もちろん、以前から聴いてはいたのだが、良くも悪くも戦前ブルースというとロバート・ジョンソンの印象が強すぎて、知らず知らずに「彼」を評価基準にして「他」に対しては偏狭になっていたようだ。同時代の多様性には思いが至らなかったのだ(ほとんどがカントリーブルースだと思っていたし)。

それが、何というか、それぞれの声や楽曲の魅力(個性)にやっと気がついたというか、深く知れば知るほど多種多様で個性的なミュージシャンがいることに興味が加速し、マイ・ブームが爆発したのである。

決定的だったのはMemphis Minnie (一般にはレッド・ツェッペリンの「When the levee breaks 」の原作者として有名)だった。シンガーとしては都会的な洗練の方向ではなくブルース方面一直線なのだが、ギタリストとしては現代的な斬新さを備えているのが彼女の大きな魅力だ。ガッガッガッとコードを刻むビート感と2本のギターによる決して定型には囚われないアンサンブルが「かっこいい」のである。今の耳で聴くと非常にロック的な印象だ。いや、ジミー・ペイジは「When the levee breaks 」だけでなく他の部分にもかなり影響を受けているぞ、絶対。

メンフィス・ミニーの代表曲は数多くあるのだが、今回はこれを紹介。間奏部分に注目。

Me And My Chauffeur Blues

|

« 外道 再々復活? | トップページ | 没後150年記念 破天荒の浮世絵師    歌川国芳展 »

ギター」カテゴリの記事

ネット動画」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222843/51665439

この記事へのトラックバック一覧です: Robert Johnson: Remaster(2011)とMemphis Minnie のこと:

« 外道 再々復活? | トップページ | 没後150年記念 破天荒の浮世絵師    歌川国芳展 »