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2011年5月 2日 (月)

「五百羅漢 −増上寺秘蔵の仏画」 幕末の絵師 狩野一信

4月20日のブログでも紹介した東京江戸博物館で開催中の展覧会「五百羅漢」に行ってきた。

20110429_2065773 いや~、濃い。濃すぎるほど濃い。

「よくぞここまで」と思う反面、「何もそこまで」と思わなくもない。

と画家の山口晃氏がコメントしていたが、現物は予想のはるか上をいく過剰さに溢れていた。

全体の構図よりも細部に対する拘りが凄いのだ。細かく観れば観るほどその情報量の多さに圧倒される。とてもすべて咀嚼できそうもない。全100幅の内最初の5幅を鑑賞した辺りで早くも疲労感が訪れる。やっと20幅目に達したころにはもうヘトヘトである。しかもその先には禍々しいエネルギーに満ちた地獄描写を含む「六道」(21~40幅)が待っているという・・・まさに私自身が六道巡りをしているような気分であった。

そして全100幅を観終わった時、達成感というよりも絵師の尋常ではない内面世界からの解放感の方が強かった。しかも、心にずるずるといつまでも引っ掛かり続ける感情のお土産付きである。

「業」が深すぎます、狩野一信様。

ところで、会場で販売していた図録は全体図中心であまり魅力を感じなかった。この作品の魅力は細部だからね。しかも拡大に耐えるほどの印刷状態ではなかったし、ちょっと残念。

もし興味を持たれたなら、発売中の芸術新潮 2011年 05月号 [雑誌] がお薦めです。

あと、今週(5月7日)のテレビ東京「美の巨人たち」でも特集されます。

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