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2011年5月28日 (土)

河地依子著「P-FUNK」

音楽のみならず、アフロ・アメリカンの文化全般もしくは社会学としても非常に興味深い内容である。

50b110502002 いやー、ほんとに面白い。一気に読んでしまった。今まで虚実含めてバラバラに入ってきたP-FUNKの情報が時系列に沿ってここまで整理されていることだけでも感謝感激である(特にパーラメントとファンカデリックの同時進行時代やブーツィ・コリンズとの関係性そしてエディー・ヘイゼルについての記述)。

そのアフリカ的なルーツに根差す長(ジョージ)を中心とした伝統的な共同体意識(それが祝祭性を作り出していた)と、それと相反する近代的な個人主義(エゴ)との鬩ぎ合いから生じる濃い人間関係が様々なドラマを想像させて、まるで大河小説を読んでいるようだった。

もちろん資料性も高くガイド本としても優れているので、これから聴いてみようという方にも自信を持ってお薦めできる。

個人的に一番驚いたのは、ファンカデリックのファーストアルバム(1970)においてのファンク・ブラザースの参加だ。そうか、あのモータウン・ミュージック増産時代に、こんなに禍々しくドロドロなセッションを「楽しんで」いたのかと思うとなんかにやけてしまう。

それにしても、河地依子女史GJ!

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