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2011年3月 2日 (水)

フランク・ザッパ/キャプテン・ビーフハート・ディスク・ガイド  おまけ:Inca Roads (Frank Zappa Cover) on acoustic

今年(1月)になってiPodをより容量の大きいものに替えた。

これで上限を気にせず、膨大なザッパ関連のアルバムを収録することができるようになった。今現在、全収録曲5316曲のうちザッパだけで675曲、一部のアルバム(iPodに入れてまで聴きたいとは思わない)を除けばほぼ完璧なラインアップではないかと思う。我ながらよく集めたものだ。

でもまだまだ不十分、企画物や周辺アーティストも網羅していきたいな、と考えていたところにグッドタイミングでこの本が刊行されたのだ。

フランク・ザッパ/キャプテン・ビーフハート・ディスク・ガイド(和久井光司)51pkxfajall__sl500_aa300_

これは優れたガイド本である。

ザッパ・ミュージックの普遍的な音楽的魅力を現役ミュージシャンで音楽評論家である著者が現役の音楽ファンなら誰でも理解できる「平易な」文章で伝えてくれる。これは楽しい。既に所有しているアルバムは再び新鮮な気分で聴けるようになるし、未聴のアルバムは今すぐ手に入れたくなる。

過去にもザッパ関連の書籍は(数こそ少ないが)何冊か出版されている。

中でも大山甲日氏の「大ザッパ論」(上下巻)は功罪相半ばのいろんな意味で必読書である。ザッパは正座して(ありがたく)聴かなくてはいけないのかと幼気なザッパ初心者に強烈な(ほぼトラウマのような)印象を残した。もっともそのうち、同じ正座でも「裸で正座」的なものがザッパ的に正しいことに気が付くようになるのだが。

それはともかく、

以前の書籍や評論はどうしても表現者としてのザッパをその時代性や社会性と合わせて論じているものが多く、純粋に「音楽」としての普遍的な魅力を伝えきれていなかったと思う。ガイドとして使うには「音楽」そのものに関係のない余計なエクスキューズが多すぎた。それはむしろ実際に音を聴く前からザッパに対する偏った誤解を生むようなことさえあった(個人的には初期マザーズ本来の音楽的な魅力に気が付くまでいかに遠回りさせられたことか)。

だからこそこのガイド本は良いのだ。

音楽は興味を持ったら先ず聴いてみることが大事、知識は後からの方が役に立つし楽しいのだよ。

このガイド本でそんな出会いが増えるといいな。

おまけ)

マイク・ケネリーは只者ではないことは知っていたが、改めて、とんでもないなと。

そういえば、ZAPPA PLAYS ZAPPAが順調に活動を続けているようだが、昨年のライヴではジョージ・デュークがゲストで登場していてビックリした。ザッパから一番遠いところに行ってしまった印象があったのでなんか嬉しいぞ。来日してくれんかなぁ。

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