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2010年12月17日 (金)

矢野顕子@渋谷NHKホール 2010.12.12      矢沢永吉@日本武道館 2010.12.16

アッコちゃん55歳、永ちゃん61歳。

音楽のスタイルも方向性も違うけど、この方たちこそ本当のプロだと思った。

若い奴らでさえ保守的で身内的なぬるま湯傾向へ向かいがちなのに、決して昔の名前で(もしくはヒット曲で)出ています的な懐メロ方向にはシフトせず、常に前向き前進、己の可能性を追及していく姿勢には頭が下がる(いやね、いろいろ感じるところがあったわけですよ、個人的に)。

以下、覚書風寸評。

矢野顕子のバック・バンドの質の高さには驚く。ありきたりの伴奏ではなく時折適度な即興性を織り込み矢野の歌やピアノに有機的に絡んでいく様は刺激的だ。「そうきたか」「こうくるぞ」みたいな一体感が感じられるベストな人選だったのではないか。それは矢野との相性が抜群なギターのマーク・リボーの資質にもよるものなのだろう。

アンコール前のラスト曲に「Whole Lotta Love」を持ってくるセンスにしびれる。ロックやねぇ。

今更ながら彼女の青森(津軽)ルーツを再認識。

矢沢永吉は懐メロ的な「ロックンロール」じゃなくて現在進行形の「ロック」(しかもハード)なのだ。

「声」の衰えなさにはびっくり。むしろ深みは増している。「時間よ止まれ」に今になって感動するとは思わんかった。

YAZAWAファンの方々、ウワサ通りの盛り上がり方で、なんか、こっちまでに楽しくなりました。

そうそう、矢野顕子、矢沢永吉それぞれのお客さんの反応の違いが興味深かった。

前者では終始座席に座りっぱなし。リズムに合わせて身体を揺らす人も少ない。これは盛り上がっていないのかなと思うと演奏後は(熱く)盛大な拍手という、体感というより視聴に集中というスタイルなのだろう。最後のスタンディングオベーションぐらいはあってもよかったような気がするが。

後者は、これはね皆さんご存知の通り、客席は「祭り」状態だ。野球で言ったら阪神ファンのノリに近いかも。ここで面白かったのは、曲がバラード調の時はすっとクールダウンして着席で聴くというところ。どうやらお約束の反応のようなのだがこれは俺のような年寄りには非常にありがたいぞ。

最近はライヴの内容や良し悪しに関係なく最初から最後まで「立ちっぱなし」のライヴがほとんどだから、両者のライヴはそれだけでも新鮮だった。

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