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2010年7月 6日 (火)

人間の尊厳なんてカラスにとっては屁のようなもの

前回http://waretadataruwosiru.txt-nifty.com/blog/2010/07/post-6997.htmlの続き。

後方から突然羽音と鳴き声が後頭部ギリギリまで迫り、掠めるようにして飛び去った。

前方の墓の上の一羽に気をとられていたので急な実力行使に驚愕する。あわてて振り返ると今度は墓の上のカラスが後方から襲う。これも頭上ギリギリを掠めるように飛んでいく。前後左右どちらに注意を向けても隙が出来る後方から必ず襲ってくる。なんというタクティクス、孔明の罠、これは非力な人間一人では対応不可能だ。恐怖心が湧き上がってくる。生き物としての原初的な生存本能に基づく恐怖、身体を傷付けられる事への恐怖、それはおのずと防衛本能を発動する。

攻撃で身を守るか、もしくは防御に徹し安全な場まで退却するか。

幸いまだ嘴や爪による直接的な攻撃はしてこない。あれに突かれ引っかかれたら、そのダメージは洒落にならないだろう。ここは下手に攻撃するよりは安全を確保できる場所まで撤退するのが吉のようだ。結論は退却、気分は白旗。

下手にカラスたちを刺激しないようにそろりそろりと墓地の出入り口に移動する。その間も彼らの威嚇攻撃は止まらない。こちらに攻撃意思がないと分かり更に大胆に接近してくる。これって、ひょっとして遊ばれているのか?バカにされているのか?と次第に恐怖だけでなく怒りも湧き始めてくる。

と、いきなり頭への直接攻撃が始まった。

うわ、俺の怒りが判ったのか、すみません、すみません、ごめんなさい、ごめんなさい、私が悪うございました。醜態である。前後不覚の慌てぶりである。

でも何かおかしい。

攻撃されたはずの頭に痛みが無い。触られた感触はある。「へ?」と思っているところにまた攻撃を受けた。間違いない。頭の上に一瞬乗る感じで足は触れるが爪は立てない。つまりこいつらは人の頭に触るスリルを楽しんでいるのだ。そう遊んでいるのだよ。完全にバカにされているわけだ、俺は。

頭に血が上った。直接身体に触れられたことによりアドレナリンが噴出したようだ。怒りが制御できなくなりそうになる。

それでも彼らのテリトリーにいる限りは気を抜けない。この墓地の外に出ればこの俺様に対する屈辱的な仕打ちも止むだろうと、ぐっと怒りと攻撃衝動を抑え粛々と出口に向かう。

墓地脱出。やったー。ざまぁみろ。に、人間をバカにするなぁ!戦わずして勝つ、これぞ兵法の極み(まぁ、逃げただけなのだが)。

もう攻撃も無いだろうと、境内に出て墓地を振り返った瞬間再び襲ってきやがった(しかも前方から)。不意を突かれたせいもあり慌てて傘を振り回し応戦したが無我夢中だったから何か叫んでいたかもしれん。

だがカラスは頭に触れるほど近づかず「アホー、アホー」と頭上を通り過ぎただけであった。

つまりあれだ、「何マジになってんだよ、ばか」と言っているのだな、これは。

気が付けばもう彼らは離れた高い電線の上で、俺の怒りは直接届かない。しかし、かれらの「アホー、アホー」はしっかり届くという理不尽な状況はどうしたことか。かってない屈辱、人間としての敗北。俺は何のためにここへ来たのか。

怒、怒、怒、怒、怒。

ただ良く考えてみれば、彼らも(きっと)恐怖心と戦いながらテリトリーを守るためにとった行動なのだろう。自らの本能に忠実であっただけだと思う。こちらの都合だけで彼らを責めるのもお門違いかも知れんな。

でも、後半の彼らの行動は・・・絶対遊んでいるだろう!怒。

(ちなみに、開店時間まで待って訪ねたComeTogetherは貸切のイベント日で入れませんでした。)

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