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2010年4月21日 (水)

龍馬伝 第16話「勝麟太郎」

武田鉄矢の勝がなかなかの怪演ぶりで良かった。たぶんこうであったろうと思わせる「癖のある」「食えない」人物として龍馬と対峙していたのが今までに無く新鮮だ。単なる物分りの良い開明的な人物像ではドラマは生まれないからな。だいたい、どこの馬の骨ともわからん奴がいきなり尋ねてきて弟子にしてくれじゃ、すんなり話が進むわけが無い。案の定、最初の結果はご覧のとおりのありさま。このままだと歴史的な師弟関係が成り立たない。さてどう話を落とすのかと観てると・・・ここが今回の脚本の巧いところ、勝の前に龍馬と対比させる形で武市半平太を登場させるだけでなく第三者的立場の近藤長次郎を三人(坂本、武市、勝)全てに絡ませてきた。おかげで三人それぞれの人物像がより明確になり、勝が龍馬登用を決める流れに無理がなくなった。前も書いたけど、虚構(うそ)は上手に付くと事実(リアル)になるということだ。

そうそう、武田鉄矢という人も実際はかなり「食えない」人物だと思うよ。某雑誌で主演映画「刑事物語」絡みのインタビューを読んだことがあったのだが、この人は人間の「黒い」部分を良くわかっている。人には「裏」があって当たり前という考え方だ。だからこそ「表」の重要性もよく理解しているのだろう。龍馬との最初の邂逅で「○×評価」していたのも案外普段の武田鉄也そのままだったりするかもね。

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