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2010年3月 2日 (火)

龍馬伝 第9話「命の値段」あるいは津波情報

リアルタイムでなく録画で鑑賞したのだが、なんと日本地図付き「龍馬伝」であった。

なるほど土佐(高知)と江戸(東京)はこんなに離れているのか、ふむふむ脱走した山本琢磨は北海道まで辿り着いたのか、ご丁寧に太平洋沿いを点滅までしてくれて・・・集中できないじゃないか!

結果がどうあれ災害時の情報や警告に大げさ過ぎるとか空気読めとかの批判は見当違いも甚だしいことは重々理解している。

が、

せっかくのワイド画面なのだからもう少し地図を隅に寄せるとか、せめて点滅は自重するとか、配慮と工夫があっても良かったのではないかとは思った。該当地域の緊急性に比べると全国的には必要性の温度差があった気もするしね。

それはともかく、話はいつもどおり面白かった。

特に山本琢磨のエピソードは興味深かった。

最近読んで深い感銘を受けた「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)という書籍の中にロシア正教日本大主教ニコライに言及している部分(第十三章 信仰と祭り)があった。彼が当時の日本人庶民の祭りや行楽などを中心とする神仏への信仰形態に真の宗教心(近代化以前のキリスト教がそうであった)を見出していた、という件である。同書で紹介されている他の外国人による日本人の信仰についての近代キリスト教的倫理観に基づく考察に比べると、民衆信仰の実態をよく観察し理解していることがわかる。ドストエフスキーとも精神的交流があったようで、それまで「ニコライ堂」程度しか知らなかったこの人物に強く惹かれるものを感じた。

そんな折に、後にロシア正教最初の日本人司祭となる山本琢磨(沢辺琢磨)の「龍馬伝」登場だったのだ。

ちょっと調べたら、山本は北海道に渡った後もバリバリの攘夷派であったようで、ニコライに初めて会いに行った時も場合によっては切り捨てる所存だったらしい。結果、逆にニコライという人物に魅力を感じてしまい人生の大転換を迎えるわけだが。なぜか勝と龍馬の最初の出会いの話に似ているな。

歴史が面白いのは大きな流れの中で垣間見える個々の人生の数奇さに想いを馳せる時だ。今回、ニコライと山本(沢辺)琢磨という二人の人物に俄然興味が湧いてきた。関連書籍を探してみようかな。

他の感想も

千葉道場の兄妹は面白すぎる。和みます。

弥太郎覚醒。次回はこざっぱりとするそうだ。歯は黒いままだそうだが。

不安定で確固たる基盤もない信念だが、だからこそ己の唯一の拠り所になっていってしまうという矛盾が次第に武市の未来に暗い影を落とし始めてきた。

さて、土曜の再放送を予約しなおすか。

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