« 山上たつひこ『快僧のざらし』下巻 山の中でも町の中でもよいものはひとつ(by陽念) | トップページ | Carpenters カレンのドラム »

2010年2月14日 (日)

龍馬伝 第7話「遥かなるヌーヨーカ」

弥太郎の「おまっさんと呼んでくれ」、これは直球過ぎるだろう。普段、学問の間に何を妄想しているかよーくわかるぞ。案の定、見事なふられっぷり。しかも加尾が土下座してまで断るとは、どれだけ彼女にとって想定外(迷惑)だったのか。そりゃ嫌だよな、やっぱり。弥太郎のテーマ曲(トルコ軍楽隊)の絶妙の入りと鶏の嘲笑には笑ってしまった。

しかも龍馬への逆恨みを全力で発動しようとしたところであっさり本人が現れて怒りの矛先が鈍ること鈍ること、龍馬の天然ぶりには弥太郎の毒舌も通用しないのだ。勝ち負けで言ったら弥太郎の負け。この後、河田小龍にも突っ掛かっていくがこれは相手にひらりとかわされて屈辱の土俵割れでこれも負け。そして、いつの間にか怒りの矛先は武市半平太に向かっているし・・・まぁ、勝つには勝ったけどね。志の高さにしては低次元の言い争いは面白かったけど、「勝ったー勝ったー武市に勝ったー」て、それでいいのか、弥太郎。

この河田小龍宅でのシーンが龍馬、弥太郎、武市の三人が揃って出演する最後の場面になるそうだ。ちと残念。

その河田小龍役のリリーフランキーの演技を心配していたのだが、これが存外に良かった。力みのない自然な演技は開明的で好奇心旺盛な絵師であった河田の飄々とした雰囲気を良く醸し出していた。プロの役者ではこうはいかなかっただろう。キャスティングが相変わらず素晴らしい。今回少し触れられていたジョン万次郎役のトータス松本の登場も楽しみだ。

某掲示板では「アタックチャンス」の名がすっかり定着してしまった児玉清演じる坂本八平の最期も彼が生涯をかけて築いてきた家族の絆を中心に描いていて良かった。当時は「愛」という概念はないわけで、そこにあるのは「絆」だけなのだよ。「愛」は与え与えられるものだが「絆」は無償のものだ。そして人間関係の基本となり唯一の拠り所でもある。ひょっとしたら龍馬は「絆」の連鎖を望んでいたのじゃなかろうか。ん?家族の「絆」の拡大となると象徴としての尊王か。いや、話があらぬ方向へ行きそうなのでこの辺で終了。

次回は(も)岩崎弥太郎大爆発(蟹江敬三の親父弥次郎もいい味出している)のようでたまらん展開になりそうだ。

|

« 山上たつひこ『快僧のざらし』下巻 山の中でも町の中でもよいものはひとつ(by陽念) | トップページ | Carpenters カレンのドラム »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222843/47572591

この記事へのトラックバック一覧です: 龍馬伝 第7話「遥かなるヌーヨーカ」:

« 山上たつひこ『快僧のざらし』下巻 山の中でも町の中でもよいものはひとつ(by陽念) | トップページ | Carpenters カレンのドラム »