« とめはねっ! 鈴里高校書道部    第5回「書道部分裂!?」 | トップページ | 猫だらけ 猫飼好五十三疋 »

2010年2月 7日 (日)

龍馬伝 第6話「松陰はどこだ?」

吉田松陰とはどんな人物だったのだろう。

私たちが知る彼は黒船事件での投獄後に蟄居中の萩で開いた松下村塾でのイメージがほとんどだ。つまり教えを受けた(影響を受けた)人々から見た先生としての吉田松陰なのだ。まぁ、それでもかなり直情径行な部分は垣間見せてはいるが、人生を「静」と「動」で分ければ「静」の時期だと思う(曲がりなりにも自宅謹慎中だったし)。

では、黒船事件以前、「動」の時代の松陰はどうであったのだろう。と思い年譜をあたってみると(http://www.eonet.ne.jp/~kazusin/cyosyu/yosidashoin.htm)、やはり思ったとおり。早熟ぶりは勿論だがその旺盛な知識欲に根ざすエネルギッシュな行動力と情報収集に対する貪欲さがすごい。生涯のテーマであった「飛耳長目」を自らが精力的に実践しているとも言える(その分周りをずいぶんと巻き込んでいたようで迷惑だった人もいるだろうな)。

だから黒船密航は彼にとっては「動」の時代の集大成というか、これ以上「動」を続けるならば外に出なくては「正しい」情報を得ることが出来ない、しかしそれが出来るのは誰だ、ふさわしいのは誰だ、それは僕以外にいるはずがないと、そんな思いが強かったのではないかと思う。

で何を言いたいのかというと、生瀬勝久の笑っちゃうぐらいエキセントリックな吉田松陰像は非常に正しいということなのだ。もう一押しでコント(NEO)側に滑り落ちてしまいそうなギリギリの演出と演技が逆に松陰なら仕方ないという変な説得力を持たせていた。そう、傍から見たら他人の真剣で真っ直ぐな行動もお笑い種にしか過ぎないところもあるからね。それでも、自分の出来ること、自分しか出来ないこと、を信じて生きていくということなのだろう、結果はどうあれ。

長くなってしまった。ざっとその他の感想。

武市半平太。町中で偶然出会った弥太郎との立ち話から吉田東洋との対面シーン・・・そして武市に狂気が宿り始める。この流れが素晴らしかった。さすが「ハゲタカ」のスタッフ・キャスト。

弥太郎塾の洟垂れクソガキたちが毎回いい味出している。

龍馬と桂の場面は「癒し」。しかし「黒船が夢にまで出て眠れん」て、眠らなきゃ夢は見れんぞ、桂。徹夜で模型作っていただけだろ。

江戸編ひとまず終了。ピエール滝が予想以上に時代劇に溶け込んでいてびっくり。人の良さがにじみ出る良い役だった。今後オファーが増えそうだな。千葉道場の場面も印象に残る。セットとロケを組み合わせたのだろうか、本物の道場の雰囲気が良く出ていた。千葉定吉(里見浩太朗)、千葉重太郎(渡辺いっけい)そして千葉佐那(貫地谷しほり)の配役も適材適所で文句なし。佐那と龍馬の別れの指きりシーンには年甲斐もなくキュン(きもいな)としてしまったではないか。あと「二階で女子が添い寝してくれる店」(たぶん飯盛旅籠のことだな)に登場した及川奈央も印象的。短いシーンだったがあの色気はちゃんとした演技からしか出ないと思う。

さて次回からは再び土佐が舞台。弥太郎大失恋の予感(期待?)を含みつつ、時とともに複雑になっていく人間関係や政治的な流れがどう描かれていくのか楽しみだ。

|

« とめはねっ! 鈴里高校書道部    第5回「書道部分裂!?」 | トップページ | 猫だらけ 猫飼好五十三疋 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222843/47511852

この記事へのトラックバック一覧です: 龍馬伝 第6話「松陰はどこだ?」 :

« とめはねっ! 鈴里高校書道部    第5回「書道部分裂!?」 | トップページ | 猫だらけ 猫飼好五十三疋 »