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2009年12月21日 (月)

音楽メディア恒例のベスト選出と私

今年も各雑誌・各メディアで一通り出揃ったようだ。

昔(70年代頭まで)の音楽メディアといえば、(国内盤)レコードそして情報収集源としてのラジオと数少ない一部の音楽雑誌ぐらいしかなく、一般の音楽ファンは同じ条件で、同じ音を聴き、同じ内容に感動したり共感していたりしたものだった。そう世界はまだまだ狭かったのだよ。だから、年末恒例のベスト選びにしても選者によって極端にバラけることが無く、誰もが知っている王道的な作品が選ばれることが多かった。

それが今はどうよ。

がちがちにセグメント化されたジャンル専門誌の中でさえ選者一人一人の選んだものが見事にバラけているではないか。何というジャンル内ジャンルの多様化。何という情報の細分化と膨大化。もうカテゴリー化というかレッテル貼りには意味が無いのだ。選出の違いは個人の嗜好性を基準とした情報収集力の差でしかないのだよね。そう、あちこちで行われているベスト選出は参加している人々の個人的趣味を知るためのものになったということだ。

これは悪いことではない今の時代なら当たり前のことだとは思う。

ただね、例えば今年の『ミュージック・マガジン』のベスト・セレクションを見てもそのあまりの多様性に立ちつくしてしまうわけよ。ついつい馴染みのある評論家の記事だけ読んで納得して終わり・・・つまり、その個人自体に興味が無ければ、自分にとっては意味が無いもの。だから、選者の名に引っ掛かりが無ければまともに読まない。

これはいかんなぁ。

好きなモノだけ食べていては栄養が偏る。新しい店の食べ慣れない料理でも、実際に口に入れてみなきゃ好き嫌いは分らない。特にアクの強い食材やスパイス使用の店は何度か通わなければ本当の良さは分らない。

だから、この時期のベスト・セレクションの記事はミシュランのような王道から下町ホルモン焼きみたいなB級グルメまでのガイド的なものだと思って、来年の私のミュージック・ライフのために積極的に使わせていただき、食わず嫌いを無くしていきたい。

と、毎年この時期になると些かの自戒も込めて思うのであります。

おまけ)俺のベスト

新しいミュージシャンや作品をほとんど聴かなかった今年、一番ハマったのはやはりこれということで・・・

Perfume ⊿-トライアングル 

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