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2009年12月10日 (木)

中春こまわり君「塩田・その三」  小僧の猫様

保坂水産社長保坂俊一が執拗に拘る志賀直哉の『剃刀』という短編小説が激しく気になる。鋭利な刃物を直接他人の肌にあてる理髪店の顔剃りという行為ほど人が日常生活の中で(死の危険性に対して)無防備になる瞬間はない。作品の中ではまだ冒頭部分しか語られていないのだが、それでもひりひりするような緊迫感が次第に立ち上ってくるのが分る。『中春』の登場人物も言っていたが志賀直哉がこのような心理サスペンスを書いているというのは意外だ。

うう、先が読みたい。今回の連載に深く関わる小説のようだけど読んじゃっても大丈夫なのかな?いや、逆に知っていた方がより楽しめるのか。中高年対象の掲載紙だから該当短編集読了済の読者も十分想定してるだろうし、作者自身がそれを望んでいるかもしれない。

さて、保坂から件の『剃刀』のテープを渡され物語はこのまま能登を舞台に展開していくのかと思ったら、こまわりはそれ以上事態に巻き込まれることなくあっさりと帰京してしまう。それじゃあ、西城君と「すしの猫又」での会話から何か始まるのか、と思ったら・・・

猫の錯乱

これだから山上作品が好きなのだ。しかし、「爪から猫毒」とは何だろう?気になる。

結局、ラストページで能登の二人と一人がそれぞれお楽しみ中のシーン以外は大きな進展が無いまま今回は終了。再びこまわりが能登に行かなくちゃ話が進まないようなのだが、どうなるのか。

あ、そうか、『剃刀』のテープの朗読者白河和男は東京の小劇団ブリキ座の役者だった。つまり何らかの理由でこまわりと出会う可能性があるということだ。たぶん白河も能登の人々に因縁めいたことがあるのではないか、と予想してみるのであった。

先は長そうだ。

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