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2009年11月18日 (水)

死んだら地獄へいくよ。       「東京観音」荒木経維 杉浦日向子

初めての街の初めての本屋で偶然入手。発売時には本屋で見つけたら買えばいいかと軽く思っていたのだが、いつのまにか10年以上経っていた。しかし、その十年で個人的にここに取り上げられた場所のほとんどを何度も巡ってきた今だからこそ入手する意味があったと思う。そして日向子さんの死の後だからこそ・・・。61rsssjkyjl__ss500__4

荒木経惟のモノクロ写真は時にカラーよりも鮮やかに人間社会の『真』を映し出すようだ。は聖と生そして性の光、は死の影、コントラストの強弱がこの世とあの世の境目を曖昧にしたりはっきりと感じさせたり。杉浦日向子との対話形式によるキャプションも 味わい深い。

杉浦日向子はこの時点(1996年頃)でどこまで自分の限られた時間を認識していたのだろうか。ここでの彼女の文章には死の気配が濃密に漂う。「路地ひとつへだてて彼岸が横たわっていそうな」日々を常に意識していたのかもしれない。

生は死のはじまりで、死は生のはじまりだ。果てしないね。また、いつか、どこかで。」by杉浦日向子1958-2005

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