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2009年11月

2009年11月30日 (月)

沖縄の美ら海水族館

海外の個人サイトから。

過去3回訪れているが、また行きたくなった。

Kuroshio Sea - 2nd largest aquarium tank in the world

Kuroshio Sea - 2nd largest aquarium tank in the world - (song is Please don't go by Barcelona) from Jon Rawlinson on Vimeo.

ぜひHDフルスクリーンにしてご覧ください。

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2009年11月29日 (日)

NHK BShi ハイビジョン特集 激走モンブラン! - 166km山岳レース

地上デジタルの30分番組「NHK ワンダー×ワンダー 」でその一部が放映されたらしいが、今回は90分間完全版での放送である。もっとも地上波での放送の事は何も知らず、たまたまテレビ欄でタイトルに興味を持ち観ることにしたのだ。

これが非常に面白かった。

山岳レース、いわゆる「トレイルランニング」という競技は高低差の激しい山道を走りぬくというアウトドアスポーツである。最近は日本でも競技人口が増えてきているようだ(先日上った高尾山でも「紅葉シーズンの混雑時はトレイルランニングは御遠慮ください」といった看板が出ていた)。その世界最高峰と言われるレースが、明峰モンブランを望むフランス、イタリア、スイスの3国にまたがる全長166Km、累積標高差9400mという過酷なコースを一周する「ウルトラトレイル・ドゥ・モンブラン(UTMB)」だ。

コース図(フランス語ですが)Utmb_parcours_2009_2

3日間不眠不休で走り続け上位入賞を目指すトップランナーたち、48時間以内のゴール(完走)を目指す一般参加者たち、それぞれが己の体力の限界と精神の葛藤に向き合い、悩み、挑戦していく。いやー、素直に感動した。人間はまだ捨てたもんじゃないな。

70歳で人生最後のレースを完走した男性が影の主役かもしれない。「人間と動物の違いは『精神』だ。『精神』があるから人は挑戦を続ける。」レース序盤に彼が発した言葉だが、レース後半、体力が限界に達した後でもゴールまで完走できたのはまさの彼の『精神』が人であることを証明したということだろう。 「私にはドラマは似合わない」て言っていたけど、そんなことはない。最高にカッコ良かった。

それにひきかえ8ラウンド後の判定結果で明らかに勝利に対する執念が抜け落ちた内藤選手は・・・まぁ。しょうがないか。

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2009年11月27日 (金)

ギター 42                ライ・クーダー/アンソロジー

ありそうでなかったライのベスト・アルバム。 51npyphfql__ss500__3

アメリカのルーツ系音楽に興味を持ったらやはりこの人は避けて通れないだろう。それで、改めてアルバムをCDで揃えようとしていたのだが、さてどの辺りから始めれば良いのかと思案していたところだった。で、何かガイド的なモノがあればとよいなと思っていたら、この絶妙なタイミングでの発売、素晴らしい。

もちろん、代表的なアルバムはほぼリアルタイムで一通り耳にはしていたが、こうやって今の時点で向き合ってみると、当時理解しようと努力しながら聴いていた自分は本当の良さに何も気づいていなかったのではないかと思うわ。そう、猫に小判的な。それは今の方が「渋さ」を理解できるようになったということではなくて、今になってやっとライの音楽の楽しさが素直に受け入れられるようになったということなのだ。だって、ほとんどの曲が踊り出したりたくなるリズムを備えていて、意気揚々としていて、音楽の喜びに溢れているのだもの。

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2009年11月26日 (木)

「テルマエ・ロマエⅠ 」ヤマザキマリ

61texb5l5jl__ss500__7 「月刊コミックブーム」に不定期掲載されていた作品。古代ローマ人が時空を超えて現代日本に現れるという 内容的には良くあるタイムスリップものといえるのだが、設定がちょっと変わっている。過去と現代を繋ぐキーワードが『風呂』なのだ。

以下、帯の惹句から引用。

古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス
仕事熱心な彼は浴場のアイディアについて悩みまくり、そのあげく現代日本の銭湯にワープ!? 彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!
好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!

日本人なら当たり前と思える日常生活の風習を第三者(外国人)の目を通して客観的もしくは批評的に描く手段はよく用いられるが、これは対象が『風呂』だ。しかも、『風呂好き』ニ大民族が2000年以上の時を超えて遭遇するという壮大な物語でもある―─ということはあまりなくて、要は風呂をめぐって運命に翻弄されるオヤジが右往左往するという情けなくも面白いお話なのだ。

作者はヨーロッパ在住の女性ということだが、何というか、ホントにオヤジやジジィが好きなのだなぁと思う。だって、登場人物のほとんどが中年以上の男性だぞ(もしくは既に性を超越したババァやオバン)。そんな男性陣が皆いい顔いい味出しまくりで、時折登場する若い女性のお座なりで記号的な描写に比べるといかに嬉々としてオヤジたちを描いているのかよく分る。中でも意外としぶとく柔軟性もあり好奇心旺盛、時には大胆、でも小心者ですぐ腹を下したりする主人公ルシウスのキャラ造形は秀逸。ホント愛すべきオヤジである。あ、いわゆるBL的要素もほのかに見え隠れ・・・ギリシャ的趣味を持つ皇帝ハドリアヌス(よく見たら名前も危ない)のホカホカの熱い握手が今後の展開にどんな影を落とすのであろうか。

各話毎に作者自身による解説が書かれていて、これが面白くて為になる。絵柄も内容も違うのに何となく三宅乱丈に近いテイストを感じると思っていたら、どうやら友人らしい。なるほど。つげ義春作品の愛読者であった事実も。なるほどなるほど。

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2009年11月25日 (水)

ギター (番外)             ダイナマイト姉ちゃんと四人囃子

Youtubeでゲイトマウスの動画を辿っていたらこれにぶつかった。エタ・ジェームス、1966年テレビ出演時の映像だ。関西の下町のダイナマイト姉ちゃんといった雰囲気がいいねぇ。フェイクの部分がジャニスそっくりで、その影響の大きさが良く分るな。

ダイナマイト(娘)といえば日本では弘田三枝子、ということで画像を探してたらこんな珍しいものを発見。

これは良いコラボ。

ついでに1963年紅白出演時のパンチの効いた弘田三枝子もどうぞ。

腹の底から声が出ているなぁ。これは三枝子に限らないのだが、当時の歌手の実力には驚くものがある。昨今は本物の歌手が少なくなった、とジジィみたいなことも言ってみたくなるぞ。

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2009年11月24日 (火)

風邪の様です

インフルではなさそうですが、先週末に続けて映画館に通ったので、そこで移されたのかもしれません。

映画は「アンヴィル」「スペル」「イングロリアス・バスターズ」、どれも私好みのテイストで大変楽しめました。とはいえ、意外なほど万人向きであった「アンヴィル」以外の2作は好き嫌いがはっきりと分かれる作品ではありますが。

うう、寒気もするし・・・ここは大人しく寝ていた方が良さそうです。

おやすみなさい。

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2009年11月23日 (月)

「七人の侍」は最高の食育映画  宇多丸×福田里香

ウィークエンド・シャッフルは宇多丸師匠の批評が好きで映画がらみの放送は良くチェックしているのだが、「七人の侍」をこんな形で取り上げるとは思わなかった。

今まで数え切れないほど「七人の侍」に対する評価・考察を読んだり聞いたりしてきたが、この視点は斬新だ。何となく感じてはいたが、これほど明確に語られると目から鱗が落ちる。これはきちんと見直さなくてはいかんと思い、次の日blu-ray版を買ってしまった。

宇多丸シネマハスラーhttp://www.tbsradio.jp/utamaru/cinema/index.html

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2009年11月21日 (土)

パンチの効いたブルース      @西荻窪Terra 2009.11.19

もうホーム・グランドと言っても良いだろう西荻窪Terraで今年最後のライヴ。そのせいもあってか終始リラックスした緩い雰囲気、まぁいつものパンチといったらパンチなのだが、少々緩すぎた気がしないでもない。演奏以外の部分がちょっと長過ぎた。曲間の楽屋落ちのMC(スケジュール帳のネタ)も最初は面白かったけどちょっとひっぱりすぎだ。せっかく最高の演奏で良い感じになった客席の雰囲気を曲ごとに断ち切っているような気がして残念だった。とはいえ、「加藤さんのテーマ」「舟歌」「「地域マンボ」と、ラスト近くの怒涛の畳み込みはさすがで、それまでの個人的な感想のマイナス部分を見事にチャラにしてしまったのであるが。

でも、やっぱりもっと曲を聴きたかったなぁ。

パンチの対バンは毎回何故かStrangerという京都のバンド。登場部分でBGMにボブ・ディランを流したり、ブルースっぽいアプローチがあったりと、少し音楽性が変化したようだ。悪くないとは思うけど、ステージ態度はいただけないなぁ。全体にオモシロくなさそうなツラなのは仕様ですか?この客層は自分たちに合わないという気持ちがはっきりと見て取れて失笑するしかない。特にギター、酔っぱらいすぎだろ。でも、最後の曲は良かったな、この方向性をもっと活かせば・・・。

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2009年11月20日 (金)

80.000回のご挨拶

アクセス・カウンターが80.000を超えました。末広がりでめでたい・・・のかな。

本当にありがたいことです。

基本的に「嫌い」より「好き」な事に共感してもらいたい、という考えで続けてきています。

だから、他人の悪口は言わない、あからさまな批判はしない、自分の世界に酔いすぎない、高所からの説教はしない、メディアの偏った情報だけで知ったかぶりはしない、「怒り」をダイレクトに反映しない、個人的な「恨み・辛み・妬み・嫉み」は書かない ― と極力「負」の部分が表に出ないように注意しています。そんなものは誰も読みたくないですよね、チラシの裏にでも書いておけ、ということです。

ま、人間ですから、どうしたって黒い部分は滲み出ます。それはそれ、辛味や苦味の隠し味だと思って御容赦ください。

これからもよろしくお願いいたします。

Kussy

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2009年11月19日 (木)

Miles Davis 1973.6.20 Tokyo

何でもありのYoutubeとはいえ、こんな映像が残っているとは思わなかった。

Part.2 http://www.youtube.com/watch?v=i3KBhDCtkTo

Part.3 http://www.youtube.com/watch?v=13cuekNbcOE

このテレビ放映はリアルタイムで観たはずだが、鮮烈な印象を残す冒頭部分以外覚えていない。たぶん家族にあっさりチャンネル権を奪われてしまったのだと思う。どう考えてもお茶の間向けの音楽じゃないしね。

73年のエレクトリック・マイルス初来日公演は問題作「オン・ザ・コーナー」発表直後ということもあり当時の評論家の間で賛否両論渦巻いた。今思えば「賛」の評論家もどこまで理解していたのか、それまでのジャズ批評のあり方では通用しなくて苦労したのではないか。今でこそ当たり前になったロックやファンク、ポップスなどの同時代音楽とマイルスの関係性などきちんと理解している人は少なかった(あったとしても海外の雑誌記事の受け売り程度であったが)。

この時の演奏では、サックスのデイヴ・リーヴマンの評価が高かったように記憶している。確かにコルトレーン以降のモード・イディオムの発展形といえる彼のソロは従来のジャズの文脈で理解しやすいものだ。しかし、テーマらしきテーマも無く(あったとしても進行上のキュー出し程度の機能しかない)ほぼワンコードでうねうねととぐろを巻くファンク・リズム隊をきちんと評価しているものは少なかった。極端な話、サックスは代替え可能でも他メンバーの変更はあり得ないぐらい70年代マイルスを象徴するリズム隊であるにも関わらずだ。

「オン・ザ・コーナー」以降のマイルスに対しては、むしろジャズというスタイルに囚われない(ほとんど知らない)新たな聴き手が直感的に興味を持つようになっていったのではないか。私がまさにそうなのだ。なんだか得体が知れないアンダーグランドな雰囲気と濃厚な呪術要素、じゃがたらではないがまさに「暗黒大陸」と大魔王マイルスといったイメージ(これは「ビッチェズ」以降のアルバムジャケットの強烈な印象の影響も強いのだけれど)。分析とか評価とか頭で理解するのでなく心の深い部分が感応してしまう。身体がリズムに素直に反応してしまう。おかげで、その後の個人的音楽的嗜好性に多大な影響を与えられてしまったのだが。

さてこの映像だが、さすがに良い音質とは言えないが、臨機応変、変化自在なリズム隊の絡みがはっきり聴こえて生々しく、全体がオフ気味の「アガルタ」よりもずっと好みだ。特にレジー・ルーカスのギターのカッティングが素晴らしい。惜しむらくはマイケルのベースが引っ込み気味のところだが、これはしょうがないか。ピートが過激なエフェクトなし普通のペンタ系でソロを取っていたのが意外だった。

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2009年11月18日 (水)

死んだら地獄へいくよ。       「東京観音」荒木経維 杉浦日向子

初めての街の初めての本屋で偶然入手。発売時には本屋で見つけたら買えばいいかと軽く思っていたのだが、いつのまにか10年以上経っていた。しかし、その十年で個人的にここに取り上げられた場所のほとんどを何度も巡ってきた今だからこそ入手する意味があったと思う。そして日向子さんの死の後だからこそ・・・。61rsssjkyjl__ss500__4

荒木経惟のモノクロ写真は時にカラーよりも鮮やかに人間社会の『真』を映し出すようだ。は聖と生そして性の光、は死の影、コントラストの強弱がこの世とあの世の境目を曖昧にしたりはっきりと感じさせたり。杉浦日向子との対話形式によるキャプションも 味わい深い。

杉浦日向子はこの時点(1996年頃)でどこまで自分の限られた時間を認識していたのだろうか。ここでの彼女の文章には死の気配が濃密に漂う。「路地ひとつへだてて彼岸が横たわっていそうな」日々を常に意識していたのかもしれない。

生は死のはじまりで、死は生のはじまりだ。果てしないね。また、いつか、どこかで。」by杉浦日向子1958-2005

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2009年11月17日 (火)

高尾山再び

今秋三回目。今回は私の話を聞いて行く気になった知人が一緒だ。麓からの登山は一回目でいやというほど堪能したので、上りはリフトを躊躇なく使用することにした。014_3 これ、下に網が張ってはあるけど結構高いところを通るのだ。高所に弱い方にはお薦めしません。前を行くM氏もビビり中。

曇りがちではあったが午後からは晴れ間ものぞきまずまずの行楽日和。適度な肌寒さがハイキングにはちょうど良い。

まだ完全な紅葉ではなかったがそれもまたよし。017_2

2日前の雨で地面が滑ると思い履き慣れたスニーカー(裏が摩耗でツルツル)での前2回と違う新しい靴を今回は履いていたのだが、これがかなり疲れる原因になった。街歩きではちょうどいいフィット感が山歩きではキツ過ぎた。うっ血した足が痛みに敏感になり小石を踏むだけで激痛になる。それをかばうため(バランスを取るため)下半身の筋肉を総動員するので疲労が全身に及ぶ。

途中歩きなれた御年配の方にすいすい追い越されたけど、そういう方ってどんな悪路でも下半身が全くぶれない。見ていると。無駄な力が入っていないのがよくわかるのだ。参考になります。

これは、寒くなり過ぎないうちにもう一度登りに挑戦するしかないな、と。

その前に靴を考え直そう。

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2009年11月15日 (日)

ホロヴィッツ 星条旗よ永遠なれ

久々にネットでクラシック系動画を楽しんでいたらこれを発見。

音響楽器としてのピアノの特性を十二分に活かした素晴らしい編曲と演奏だ。万人を熱狂させる「芸」術、そう、クラシックといえども大衆に受けてナンボの世界だからね。ドカン、ドカンと落雷のように鳴り響かせる低音が凄い(本番で弦を切ってしまったこともあるらしい)。

次は晩年のホロ爺(来日公演の直前のようだ)。最初気難しい様子なのだけど、ピアノを弾き出したとたん楽しい爺さんになるのがイイねぇ。

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2009年11月13日 (金)

義伯母

義伯母が亡くなった。

私の母親の実家の先祖は世田谷の大地主で名字帯刀も許されていたと聞いたことがある。渋谷辺りまで自分の土地を歩いて行けたというからかなり大きな庄屋のような存在だったのかもしれない。家系のところどころで出現したロクデナシの御先祖や時代の大きな変化などで戦後は小さな畑を一つ持つ程度にはなっていたが、それでも本家の建物は立派な玄関を持つ旧家そのものの作りで(農家風ではあったが)往時をしのばせるものがあった。子供の頃、本家の祖父はすでに他界していたが一家のゴッドマザーというべき祖母は存命中で正月やお彼岸など大きな年中行事ともなれば一族郎党が本家に全て集まり賑やかなことこの上なかった(特に正月は遠い親戚までもが本家を訪れてきて我々子供たちにとってはお年玉の書き入れ時でもあった)。それだけの人の出入りを裏から世話したのが長男の嫁であった義伯母だった。食事の用意だけでも大変な仕事であったと思う。昔の台所は今のように機能的にも快適にも出来てはいなかった(冬の寒さ、水の冷たさ)。それでも嫌な顔をひとつも他人に見せることも無く、誰にでも優しく明るく接してくれた義伯母には今更ながら頭が下がる。

御苦労さまでした。

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2009年11月12日 (木)

ギター 41 魅惑のオープン・コード 

開放弦を含んだコードの響きはギターの大きな魅力の一つだ。定番コードだけではなく、音を足したり引いたるするだけで新たな響きを作り出せるところも良い。

ただ偶然見つけ出すのではなく何かガイド的なモノがあればもっと楽しくなりそうだ、と思っていたところにこれがあった。http://port.rittor-music.co.jp/guitar/column/openchord/index_2.php

これは参考になる。きちんと音を出そうとするだけで指の形をよくする効果もありそう。

出版もされている。こういうコード・ブックってありそうでなかなかなかったのだよね。

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2009年11月11日 (水)

中春こまわり君「塩田・その二」  珍しい観光 

地方(旅情)、男女の愛憎、訳ありの登場人物、事件の臭い、巻き込まれる中年主人公・・・何やらテレビ東京的サスペンスドラマの様相を呈してきたな。

まだ具体的な事件は起きていないけど、目は笑っていても顔は笑っていない山上キャラ、土肥の登場で何か禍々しいことが起きそうな気配が濃厚になってきた。西沢に送り付けられた朗読テープから保坂の不気味なダンス、そしてラストの剃刀のクローズアップと、否が応でも続きが気になる不穏な流れではないか。次はまた一カ月先か、う~気になる気になる。

しかし、この土肥のキャラクター設定は秀逸だな。登場の仕方といい思わせぶりな発言といい、こまわりならずとも警戒心を抱かせる胡散臭さ満載の男だ。このキャラは過去の山上作品ではそれほどセリフの多い役柄を当てられることはなかったが、その目だけ笑っている顔が妙に印象に残る存在ではあった。だから、今回の役柄は「ここでこう使うか!」と納得させられる配役で、ちょっと嬉しかった。

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2009年11月10日 (火)

Google検索で「夫」の後にスペースを入れると、恐ろしい事実が…

ホントかよーと思う反面、そんなもんだろうという気もある。

ネットで検索するということが、外国では単に情報集めが目的であるのに対し、日本では共感集め(?)に向かう傾向があるのではないかな。だからつい本音を入力してしまう。ネタ的には古今東西どこにでもあるものだし、決して日本の夫婦間だけの特殊な問題ではないと思うがどうでしょう?(海外のブラックジョークではよくあるネタだし)。

ただ、ネットは個人の秘密の日記帳でも小箱でもないわけで、本音を書きこんだ瞬間に世界中にオープンになってしまう事実に対する認識の甘さは日本特有のものかもしれない。まぁ、ガス抜きにはなっているのかもしれないが・・・

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2009年11月 9日 (月)

ボブ・ディランのテーマ・タイム・ラジオ・アワー

Theme Time Radio Hour: With Your Host Bob Dylan51em9hex3ul__ss500__4 51hlzlypkvl_3     

この春からブルースを巡る旅を続けてきた。60年代、50年代、40年代、そして戦前。遡れば遡るほど、深めれば深めるほど、そのジャンルを超えた、いや、もともとジャンルという概念すらない音楽的豊穣ぶりにアメリカ大衆音楽の奥深さを実感するようになった。

アメリカでの50年代後半から60年代にかけてののフォーク・リバイバルのブームの本質はここにあったのかと、ギターを持ち歌うことを意識始めた若者たちが強く興味を惹きつけられたのも今ならよく分る。だからこそ、ブルースだけではなく、ゴスペルや、ジャズ、カントリー、アメリカに移り住むことになった人々のルーツ・ミュージックなどが反映し混ざり合い多種多様な音楽を生み出していったのだ。

人生すごく遠回りをして辿り着いた結論めいたところなんだが、そこに居たのだよ、でっかい山の様な存在としてのボブ・ディランが。

まさかここにきてこの人の音楽に真剣に向き合うことになるとは思わなかった。もちろん代表アルバムは一通り聴いてきたし(iPodにもベストとライヴ盤を落としてある)来日公演にも行ったりはしていたが、本当は何も理解していないんじゃないかという気がしてきたのだ。特にこのボブ・ディランがホストを務めて大反響を巻き起こしたラジオ番組『テーマ・タイム・ラジオ・アワー』の公式コンピレーションを聴いてからは今まで慣れ親しんだ曲でさえ新たな側面から輝きを見せるようになり、こりゃ全作品ちゃんと聴き直さなくちゃいかん状態になってしまった。だって聴くたびに刺激があるって最高の音楽体験だからね。私にとっての特別なアーティストの一人に晴れて仲間入りということです。

このアルバムは、ディランの音楽的ルーツに沿って彼自身によって(たぶん)選曲された多種多様な音楽のコンピレーション・アルバムなのだが、もちろんジャンルに拘らず時代さえ超えて興味をそそられる楽曲が幾つも収録されている(ホワイト・ストライプスまであるのには思わずニヤリ)。「ここ」から新たな音楽への旅を続けられそうなきっかけになる曲に幾つも出会えるのが嬉しい。

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2009年11月 8日 (日)

多摩動物園 ユキヒョウのユキチ

八王子の病院の帰りに多摩動物園へ行ってみた。

ユキヒョウの仔ユキチが好奇心旺盛で絶好調の腕白ぶり。B0157215_20101243

もうたまりませんな。

みんなニコニコ、ニヤニヤ、ニタニタ(これはちょっと危ないか)、平和で大変よろしい。

http://www.youtube.com/watch?v=7MGcKAlMy_4

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2009年11月 6日 (金)

ギター 40 Clarence Gatemouth Brown

クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンである。

フランク・ザッパや長見順など好きなギタリストでこの人の名をあげるミュージシャンが多くて以前から気にはなっていたのだが本格的に聴きだしたのは最近だ。後悔した、もっと早く知っておきたかったと。

笑っちゃいますね、スゴ過ぎて。カポタストに指弾き(人差し指!?)、しかも早弾きでも安定感抜群、トリッキーなプレイもお手の物、そして佇まいはまぎれもなくブルース(本人はブルースマンと言われると怒るらしが)。そのジャンルに拘らない全方位的な姿勢はまさに「ブルース・ギターに王道なし、常識破りも人の道」(by小出斉)だ。

日本では今一つだが海外での人気は非常に高い。Youtubeにも動画がたくさんアップされていてどれを選んでいいか迷う。ここはやはり代表曲と言っていいこれか。

おまけ)14歳少女のゲイトマウス風インプロヴァイズ、将来が楽しみだ。

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2009年11月 5日 (木)

ギター? 恋のホイホイチャーハン

以前にも紹介したことのあるガチムチパンツレスリングシリーズ。(http://waretadataruwosiru.txt-nifty.com/blog/2009/02/post-3f60.html

2007年夏にニコニコ動画に降臨して以来、数々のケツ作動画上で熱い戦いを繰り広げてきたビリー・ヘリントン氏であるが、未だにそのMAD素材としての人気は衰えることなく進化・拡散し続けているようだ。急激な人気爆発で供給過多とも言える玉石混交の時期もあったが、今では「本物」を知る「本物」だけが残ったようで、ここ最近はクオリティの高い作品が次々とアップされている(いつの間にかビリー氏の音声を基にした人力VOCALOID『歪音エナ』まで作られているし)。その技術と才能のムダ遣いぶりには頭が下がる思いだ。

で、そのムダ遣いの極めっぷりに感動したこの動画を観てくれ。

曲はオリジナルと言うが、完成度高過ぎだと思うぞ。ツボを押さえたギタープレイがかなり好みだ。ラストに配置されたギターソロは完璧、そこまで持っていく構成も文句なし。とてもアマチュアというレベルではないな。まだアップされて間もないのだが、早くも各方面から反応が出ているようだ。

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2009年11月 4日 (水)

ギター39 Frank Zappa Watermelon In Easter Hay

ザッパは生涯のライヴのほぼ全て、それこそステージだけに限らずスタジオのリハやジャム、いや演奏だけじゃないな、楽屋裏の本音や仲間内のバカ話まで、ありとあらゆる「日々の営み」を録音(後年は映像も)し続けた。そして全ての録音を評価分類整理して保存していた(スタジオ・アルバムの重要な素材として編集再構築して使用されているものも多い)。それは単に記憶を補完する為の記録ではなく、ザッパの創作活動の源泉としての役割を果たしていた。同じ曲を毎晩演奏するライヴでさえ細部は日々変化し続けるし出来不出来も含めて一つとして同じものはない。我々の日常でさえ予定調和で終わらない刹那的な対応の繰り返しだ。即興性とでもいうか、自らの意思だけではコントロールできない部分、完璧な譜面や徹底したリハだけでは掴み切れない部分がザッパの想像力に強い刺激を与えたのだろう。

要するに、そんなザッパの創作活動の象徴が彼のギター・インプロヴァイズなのだ。ロックやジャズのお約束的起承転結はそこにはほとんどない(楽曲の一部としてそういうプレイもすることはある)。その時々の状況と一瞬の閃きから紡ぎだされるフレーズと展開はまさに一期一会のもので、同じ巡り合わせは二度と訪れない。作曲活動の為の重要なフィールドワークという意識も強かったのかもしれない。事実、彼は毎回のギターソロ部分を採譜させ一部は出版もされている(ちなみに採譜者は若きスティーヴ・ヴァイ)。

そんなわけで、比較的テーマがはっきりしていて聴きやすくしかも美しいこの曲を紹介。オリジナルは「ジョーのガレージ」収録。この演奏は晩年最後のツアー時のものです。

黙ってギターを弾いてくれ!Middle_1228396230

ザッパのギターと言えば個人的にも世間的にもやはりこのアルバムになるのだが、ザッパでいきなりこれというのはさすがにお薦めしない。でも好きになるまでこれだけ聴き続けるというのも面白いかもね(無責任)。

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2009年11月 3日 (火)

ギター38 Bobby Bland「Stormy Monday Blues」他

ブルース・シンガー、ボビー・ブルー・ブランドのよる本家Tボーンの「ストーミー・マンディ」よりもオリジナルっぽい(?)と言われスタンダード化した名唱名演。

職人ギタリスト、ウェイン・ベネットのTボーン・スタイルを引き継ぎつつ見事にまとめ上げたソロや洗練されたバッキングが素晴らしい。

このアルバム1曲目に収録されている「Farther up the Road」はクラプトンのカヴァーで有名なあれです。ちなみにギターはパット・ヘア。時代性(1957年)を考えるとなんでこんなに歪んでいるのだというギターの音でクラプトンに与えた影響の大きさが分ります。

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2009年11月 2日 (月)

寒くなった

11月になった途端に寒くなった。といっても10度程度なのだが、まだ身体が慣れていないこともあり体感温度は完全に冬の寒さだ。季節の急激な変化って身体のみならず精神的にも影響を与えると思う。特に冬への変化は特別だ。物哀しい気分というか、感性は鋭くなるのだが情感や思考は内面へ向かい極端な感情表現は制御される、「陰鬱」と言うと嫌な響きだが、そんな感じ。それは「観るもの」「聴くもの」「読むもの」に対する嗜好性にも影響を与えるようで、この季節だからこそ普段よりも心に響く作品がいくつかある。ロックでいえば、やはりブリティッシュ系に多い。ポップス系でもハード系でも必ずどこかに英国的な「翳り」を感じさせるし、それが全面的に反映された楽曲まである。70年代ロックはその傾向がかなり強い(ケルト神話やトールキンなどダーク・ファンタジー系の影響も強い)。個人的にはカンタベリー系やマイク・オールドフィールド、ケイト・ブッシュなどプログレ系の作品をこの季節に聴くことが多いかな。

あ、そうそうもうひとつ。その「陰」の部分の反動(ガス抜き)から飛び出すあの辛辣な批評性や過激なブラックユーモア、変態性もイギリスものの大きな魅力だ。あれですよあれ、「モンティパイソン」ですよ。毎冬、全集DVDを観返しているな、そういえば。

最初書こうと思ったことと全く違う方へ行ってしまった。ま、いいか。

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