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2009年11月 4日 (水)

ギター39 Frank Zappa Watermelon In Easter Hay

ザッパは生涯のライヴのほぼ全て、それこそステージだけに限らずスタジオのリハやジャム、いや演奏だけじゃないな、楽屋裏の本音や仲間内のバカ話まで、ありとあらゆる「日々の営み」を録音(後年は映像も)し続けた。そして全ての録音を評価分類整理して保存していた(スタジオ・アルバムの重要な素材として編集再構築して使用されているものも多い)。それは単に記憶を補完する為の記録ではなく、ザッパの創作活動の源泉としての役割を果たしていた。同じ曲を毎晩演奏するライヴでさえ細部は日々変化し続けるし出来不出来も含めて一つとして同じものはない。我々の日常でさえ予定調和で終わらない刹那的な対応の繰り返しだ。即興性とでもいうか、自らの意思だけではコントロールできない部分、完璧な譜面や徹底したリハだけでは掴み切れない部分がザッパの想像力に強い刺激を与えたのだろう。

要するに、そんなザッパの創作活動の象徴が彼のギター・インプロヴァイズなのだ。ロックやジャズのお約束的起承転結はそこにはほとんどない(楽曲の一部としてそういうプレイもすることはある)。その時々の状況と一瞬の閃きから紡ぎだされるフレーズと展開はまさに一期一会のもので、同じ巡り合わせは二度と訪れない。作曲活動の為の重要なフィールドワークという意識も強かったのかもしれない。事実、彼は毎回のギターソロ部分を採譜させ一部は出版もされている(ちなみに採譜者は若きスティーヴ・ヴァイ)。

そんなわけで、比較的テーマがはっきりしていて聴きやすくしかも美しいこの曲を紹介。オリジナルは「ジョーのガレージ」収録。この演奏は晩年最後のツアー時のものです。

黙ってギターを弾いてくれ!Middle_1228396230

ザッパのギターと言えば個人的にも世間的にもやはりこのアルバムになるのだが、ザッパでいきなりこれというのはさすがにお薦めしない。でも好きになるまでこれだけ聴き続けるというのも面白いかもね(無責任)。

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