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2009年10月 1日 (木)

Three Friends@青山「月見ル君想フ」 2009.9.20

英国産プログレバンドGentle Giant、奇跡の来日公演!― そんなことがあるわけはなく、元メンバー3人を含むトリビュートバンドといったところが妥当な評価かな。

演者も聴衆もいい歳のオヤジたちが適度に緩い雰囲気(なれ合いに近いかも)で往年の名曲を楽しむ空気感は決して嫌いではない。長年親しんできた曲が次から次へと演奏されるステージには感動する瞬間もあったし、観賞当日にブログに書いていたらたぶん絶賛記事になっていただろう。

でも結局はまがい物はまがい物でしかないということなのだ。無理は重々承知しつつも本家の幻影を求めてライヴに来ていたはずなのに、あのアンサンブルのダイナミクス(楽器の持ち替え!)やハイテンションでパーカッシヴなリズムアプローチを一瞬でも味わえることを期待していたはずなのに・・・うーむ、期待が大き過ぎたか。公演後、全盛期の音源や映像をチェックし直したのが悪かったのかもしれない。最後まで残った違和感が時間を置くことでさらに大きくなってしまい、このように微妙な評価になってしまったのだ。

高いチケット代を考慮すれば「見れた」ことで満足すべきなのかな。トリビュートバンドと理解すれば決して悪いバンドではないし、割り切って観ればもっと素直に楽しめそうだ。もう少し安ければ次も行くぞ(あればだが)。

メンバー寸評

ゲイリー・グリーン       Gary Green (guitar, vocals)
昔からすごく器用なのに意外とロック的いい加減さも露呈する瞬間があるゲイリーさん(そこが好きなのだが)。直ぐそでに引っ込むなど若干落ち付きがなく、リーダーの器ではない事が良く分った。どうやら譜面は苦手らしい。
ケリー・ミネア          Kerry Minnear (keyboards, vocals)
そのプレイに一番期待していたのだが、持ち歌「Think of Me with Kindness 」で唯一仕事らしい仕事をした以外は地味にサポートするだけ。いや、そこにいるだけと言ってもいいな。
マルコム・モルティモア Malcolm Mortimore (drums)
3rdアルバム「Three Friends」のみ参加。それもあってかバンド名になったようだ。ブルース(シャッフル)やジャズがルーツにあるらしくアフタービートが体に染みついた典型的ブリティッシュドラマーといえる。後任のジョン・ウェザーズJohn Weathersのツッコミ気味でパーカッション的アプローチとは対照的だ。楽曲を裏で支えるという要素の強い初期の曲ではその安定感がよく活かされていたが、正直なところ4th以降の曲にはいまひとつ合っていなかった気もする。

バンド名の由来になっただけあって、このアルバムからの演奏はどれも良かった。

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