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2009年6月27日 (土)

ベルセルク

「ベルセルク」の最新連載分を読んだ。「理の終わり」が発動されて以来、急激に変動する世界を大ゴマを使い映画やアニメのストーリーボードのように描いた展開が続いている。

「風呂敷を広げ過ぎ」という表現があるが、こりゃ風呂敷どころじゃない。作者の脳内でイメージのビッグバンが起きたようで、湧き上がる表現衝動に抗いきれないかのようだ。この幻と現(幽界と現世)の境界線が無い混沌の楽園はグリフィスが、というよりも作者自身の願望であり最終目標であったかのようで、このままほっとくとストーリーの整合性など度外視してこの世界の隅々まで描き続けるのではないか(そしてすべてが崩壊する)・・・そんな心配をしてたら次回は9月25日連載ということで、とりあえず冷静にストーリの再構築を図ってくれそうだ。しかし、既に「理」は無いも同然、何でもありの世界になったわけで、物語的にはいくらでも暴走できる免罪符を手に入れたようなもんだ。一時は(緩やかにではあるが)収束しつつあるように見えた物語が再び拡散に向かう可能性もある・・・終わりは始まり、そうあの時の「蝕」ように。

そういえば、グリフィスが「白い鷹」の姿でいる必然性も消えたわけで、こりゃゴッドハンド降臨の可能性もあるということか。今回も長い時間をかけて愛着の生まれたキャラ達に理不尽な「死」が訪れるのだろうか・・・それはちょっといやだな。

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