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2009年5月26日 (火)

まんが極道 3 唐沢なをき

前2作について「妬み」「嫉み」や「性欲」「物欲」、さらには「下品」「下劣」な世界と紹介したが(http://waretadataruwosiru.txt-nifty.com/blog/2008/07/post_8740.html)、今作でもその方向性に少しのぶれも生じていない。露悪的で即物的な表現はさらに加速しているようにも感じる。この絵柄だから許されるにしても(許されているのか?)、ちょっと大丈夫かと思わせるほど過激な描写もある。しかも各エピソードの登場人物は基本的に「ひとでなし」ばかりで、どれも何の解決も救いもない嫌な結末だし・・・

しかし、だからこそ唐沢作品は面白いのだ。61joffkukwl__ss500_

まさに「ひとでなし」こそ人間の本質。「ひとでなし」あってこそ正義や理想が語られるわけだし。あなたも私も一皮めくれば皆「ひとでなし」という現実に誰でも思い当たる節があるだろう(もちろん自分も含めてね)。そして人はなぜか「ひとでなし」に興味津津、反面教師なんてきれいな表現で逃げているけど・・・

そして唐沢なをきは「ひとでなし」を描かせたら天下一品なのだ。どれも最低最悪なキャラばかりなのだが、なぜか魅かれる。繰り返し読んじゃう(トイレ常備は唐沢作品多し)。絵柄や独特のギャグ展開が好きなこともあるが、自分の内なる「ひとでなし」部分が(自虐的に)反応しているのだろうか。いやだなぁ。

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