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2009年3月16日 (月)

LEWIS FUREY@高田馬場AREA 2009.3.16

ルイス・フューレイの突然の来日公演だった。2dab46020ea074eec1224110_l

本人のヴォーカルとピアノ、サポートのピアノ(たまにヴォーカル、ピアニカ)、女声コーラスふたり(熟女とお姉ちゃん、このお姉ちゃんはソロもあった、メチャ好みです)、というシンプルな編成だが、曲本来の魅力があることととアンサンブルの妙味や構成に工夫があり最後まで飽きさせないステージだった。

70年代半ばにデビュー以来アルバムを3枚出しただけで、今までに何度か再評価の波はあったが、情報量の少なかった日本ではほとんど伝説になってしまったアーティスト。自分は80年代に入ってポスト・パンク、ニューウェーブの流れの中で聴き始めたように記憶していたが、よくよく思い返してみたら、学生時代に購読していたロック雑誌「ロックマガジン」でのルー・リード絡みの記事の流れの中で興味を持ったようだ(そろそろ記憶が混濁してきたか)。そんな訳でニューヨーク系のアメリカ人ミュージシャンとばかり思っていたが、本人はフランス系カナダ人ということだ。もっとも、カナダ人のミュージシャンは珍しくないのだが、彼の場合、フランス系という所が非常に重要な部分になっている。ヨーロッパの淫靡で猥雑なデカダン的感性を生まれながらに持つ強みがあるのだ。何と言うか、根っからエロいというか、「趣味的」というか。ライヴを観て確信したのだが、彼は自分が主役になってステージを牽引し支配するのではなく、第三者的に構成し演出する立場からショーを楽しんでいる節があるのだ。言ってみれば、キャバレーの支配人でありレビューの脚本家兼演出家でもあるということかな。自らが出演者でありながら、ステージの袖から思惑通り進行するステージを観て、「ある種」の「趣味的(フェチ的と言っても良いかな)」な満足感を得ているのではなかろうかと思うのだ。俺には分かるぞ。近年裏方的仕事が多いのは、それが「好き」だから間違いない、と思う。

モロ志賀氏(仮名)、毎回良いライヴに誘ってくれてありがとう。

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