« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月

2009年3月31日 (火)

ギター 番外編 愛すべきギタリスト

最も好きなギタリストは?と問われれば、即答でジミ・ヘンドリックスと答える。もっとも、ジミの場合、その音楽性やパフォーマンスも含めて総合的に評価すべきで、単にギタリストという枠には納まりきらないこともあり私の中で彼は特別枠扱いになっているのだ(ちなみに同じ枠にはザッパマイルスが入っている)。

その次は?他には?と問われると、これが難しい。

こうでなくてはいけないという明確なギタリスト像は持っていなくて・・・どちらかと言うとミーハー視点かもしれないな。基本的に目立つスタイルが好きだ。自己主張が強いプレイスタイルを持つタイプ、一聴しただけで耳を惹きつけられる(誰が弾いているか分かる)ギターが古今東西を問わず好きだ。それは曲や在籍しているバンドや時代性によって左右されることもあるわけで、その時だけの輝きに終わることも多いのだけど。

だから、普遍的に好きなギタリストというよりも、愛すべきギタリストといった基準ならば何人か上げられれるかもしれない、その一瞬の輝き組も含めてね。

というわけで、近日不定期シリーズ開始(予定)。

只今第1回登場アーティストを誰にするか思案中。アイオミにするかコゾフにするか意表をついてマクラグリンにするか・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月30日 (月)

上野樹里賛江

この週末、録画したままだった3月分のテレビ番組をまとめて鑑賞。そのほとんどは、「法隆寺」関連やフロンティアシリーズの「探検!進化の木 ~ヒトの起源に迫る~」などのBShiのハイビジョン特集だったのだが、どれも興味深く楽しむことが出来た(地上波は・・・Perfume関連と・・・だけだな)。

中でも予想以上に心魅かれる内容だったのは「上野樹里 インドをゆくじいじのふるさとをたずねて~」だ。

以前このブログでも紹介した「みんなのうた」で彼女が歌った「じいじのえてがみ」がきっかけとなりインドを旅するという内容なのだが、上野樹里の魅力が全編に渡って溢れているのだ。

彼女は、その社会適応力の危うさとか垣間見せる幼児性とか、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの女優ではあると思うが、何ものにも染まらない、既成の価値観には拘らない、常に自分という中心を基に思考し行動する(しようとする)「俺様性」(女性だが)とも言える強い個性を持っている。このタイプは芸術家か俳優としてしか社会的には納まりどころがないのだが、逆にその世界でこそ人並み以上の輝きを発揮するのだ。まだまだ若さゆえの「青さ」を感じさせるところもあるが、これからも観察、いや応援を続けていきたいと改めて思った。

追記)旅の途中で訪れた農村で燃料代わりにしている「牛の糞」に興味津津な樹里のシーンは「らしさ」全開、ほんと面白い子だな、身近にいたら辟易させられるかも知れんが。

じいじのえてがみ」動画

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月28日 (土)

「ネコずし」はいかが?

かわいいのう。51lin3faf0l__ss500_

あの「サラリーマン体操」のコンドルズのバンド・プロジェクトによるシングルです。正直言って未聴です、すみません。ただただジャケのインパクトに魅かれました。

51uiyxuvogl__ss400__2 ジャケ制作の詳細(本物の猫に演技させています)がミュージック・マガジン社発行の「猫ジャケ2」に載っています。表紙は哲学さえ感じさせる不思議顔の持ち主まこちゃん。この子もいいなぁ。雑誌「ブルータス」の猫特集でも表紙を飾っていたので思わず買ってしまいました(特集記事はいまいちの内容)。

猫はいいなぁ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月27日 (金)

ペ・ドゥナ

サントリーの野菜ミックス飲料「アイ・ラブ・ベジ」のCMを偶然テレビで見る。3382294710_f5afacedd3

・・・野菜人間か、ベタだなぁ、ピーガブの「スレッジハンマー」みたいだ。お、女の子、めちゃ好みだ・・・まてよ、どこかで・・・て、ドゥナじゃねぇか?

というわけで、間違いなくペ・ドゥナでありました。

CM動画はこちらでhttp://www.suntory.co.jp/softdrink/ilovevegi/cm.html

20092516329_77479671_4 今秋には是枝監督の「空気人形」の公開も控えているし、日本絡みの仕事が続きそうで嬉しいな、と。日本語も一段と上手くなったようだし。

そう言えば彼女は韓国の建国大学校で映画芸術学を専攻中のはずだけど、もう卒業したのかな?本格的な活動復帰後は俳優としてだけでなく作る側としても期待できそうかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月26日 (木)

パンチの効いたブルース        @西荻窪Terra 2009.3.26

もうほとんどホームと言っても良いTerraでのライヴは見る度にお客さんとの関係性が良好になっていくのが分かる。今回も良い感じで盛り上がった。それにしても三者三様個性的かつ実力派、楽屋落ち的ネタも含めて毎度毎度ほんとに楽しいバンドだ。もっと長い時間、対バン無しのフルでライヴをして欲しい、ぜひ観たいと強く思う。

長見 順(Vo.G)かわい しのぶ(Vo.B)GRACE(Vo.Dr)009

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月25日 (水)

楽しい音楽生活 18                          ワンルーム・ディスコ Perfume

3月25日発売。どうやらデイリーチャートで一位になったようだ。当然だな。紅白で良い意味での一区切りがついて周辺環境の見直しや立て直し(彼女たちも久しぶりの休暇をとった)をした上での第一弾シングルだし失敗は許されないのだから。とはいえ、気合いが表に出すぎて空回りすることもなくいつも通りのマイ・ペースぶりを感じさせるところがPerfumeらしい。Ord

細かいところまで作り込まれたバックトラック、解釈に自由性のある詞、そしてPVやテレビでの彼女たちの素晴らしいパフォーマンス、それらの相乗効果でいつも通りのスルメ的味わいが堪能できるタイトル曲『ワンルーム・ディスコ』はさすがの出来栄え。第一印象の肩透かし感や物足りなささえ計算の上じゃないかと思うほどだ。

そしてカップリングの『23:30』は意表を突く大人のベッドタイム・ソングだ。アルバム「GAME」収録のPerfume流官能路線(?)『Take me Take me』では若干感じさせた背伸び感はここにはない。そう、違和感なくちゃったんだよ(全員成人だしね)。嬉しいような寂しいような、いや嬉しいな、オヤジとしては。むしろ彼女たちの成長に合わせた自然な形で(某歌手のように下品にならずに)「官能性」を取り入れて行くことは大きな魅力になっていくと思うな(今、頭の中ではかしゆかメインで想像しております)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月24日 (火)

イチロー

賛辞であれ批判であれ最後には全て彼に集中する。

普段は意識的に感情を封印している彼にしては珍しく「苛立ち」を露わにする程の不調。贔屓の私でさえ限界説に傾きかけていた。最後の最後に封印が解かれた時、「(自分に対する)強い怒り」が爆発するのではないかと思っていた。

それが「イキかけるほどの歓喜」になるとは!

この人はやはり「特別」な存在だな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月23日 (月)

映画版「ヤッターマン」

三池監督だもの、しかも「ヤッターマン」だし。

オリジナル版についての知識もあって楽しみ方も知ってはいたが、いきなり荒廃した渋谷(らしき所)での全キャラ登場と対決シーンには驚いた。各キャラに対する自分のイメージと俳優が演じる実写キャラとにはどうしても違和感が生じがちだが、のっけから「これで行きます」の強引さのおかげで細かいことはどうでもよくなる。

思えば、過去の作品で明らかに海外ロケだろうという場面を標識一つで日本にしてしまった監督だからな。

後は(一部間延びする場面があるにせよ)テンポよく要所要所で炸裂するバカバカしさや下らなさを素直に楽しむ心の余裕さえあれば、十分満足がいく作品に仕上がっていると思う。いや、むしろもう一度観たい続きも観たいという気持ちにさせる癖になる後味を残す作品だ。

この作品の肝は、奇想天外なメカもさることながら、やはり真の主役ドロンボー一味に尽きる。観客が彼らに魅力(?)を感じなければヤッターマンの世界自体が成り立たない。たとえジャニーズ目当てで見に来たとしても、最後は「あの三人組,がサイコー」とならなければいかんのだ。その意味で深田恭子のドロンジョはじめ配役は絶妙であった。オリジナルの姉御風ではなくホンワカとカワイイ深田ドロンジョは十分ありだし、ケンコバのトンズラーも(体型的に)イメージ通り、しかし何と言っても生瀬のボヤッキーだ、演技的に多少問題のある二人を引き立てつつボケにツッコミにと大忙し、助演賞は生瀬に決まりだな。

そうそう、三池らしさと言えば下ネタ。今作でも「キンタマ」「チンコ」「オッパイ」と中学生(むしろ小学生?)レベルで大盤振る舞い。相変わらず女優に対してセクハラまがいの演出しているし…う、嬉しいじゃないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月22日 (日)

家から高円寺まで歩いてみた

昨晩の高円寺でのライヴだが、実は品川区の自宅から歩いて行ったのだ。

昨年の健康診断でメタボ対策の必要を迫られたこともあり、1日1万歩を目標にウォーキングを続けてきた。その延長で、そろそろまとまった距離を歩きたいなと思っていたところにこのライヴの話があったので挑戦してみることにしたのだ。

地図でおおよその距離を調べると約15km弱。普段の歩行スピードから考えて3時間ぐらいと見積もり、午後6時半までに目的地高円寺駅に付くように午後3時に自宅から出発。061

自宅から武蔵小山近くの26号線に出て目黒通りの交差点まで。その後、祐天寺から420号を三宿の交差点へ、太子堂の脇を淡島へ抜けて、梅丘通りを環七宮前橋交差点までまっすぐ進む。

宮前橋に着いたのが午後4時33分。万歩計で確認するとここまで10143歩、距離7.61km(歩幅75cmで計算)。

後は環七沿いに高円寺目指してひたすら歩く。

大原交差点から先は見慣れない風景も多く飽きずに進める。立正佼成会の大聖堂や施設の建物は目立つよね。高円寺陸橋辺りにはお寺さんが多い事を初めて知った。なるほど高円「」て言うぐらいだもんな。今度ゆっくり見て回ろう。

そして中央線の環七高架下を左に折れて高円寺駅に午後5時46分無事到着。072

トータルで18291歩、13.72km,時間にして2時間46分、時速4.95k/h。足の痛みや極端な疲労もなし、すこぶる快調。

で、そのまま飲みに行っちゃうのだから、メタボ対策が・・・

         

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月21日 (土)

チャーリーミッツ@高円寺ペンギンハウス 2009.3.22

K氏の知人のバンドがライヴをやるというので高円寺まで行ってきた。

場所はペンギンハウス。3、4年前に参加していたバンドのメンバーとここでノイズ系のイベントを観たことがあった。その時のバンドのリーダーがその場でノイズに開眼してしまい、翌日、彼から一方的な解散の通告メールが来たときには非常にあきれた。あ、思い出してきた。蛍光灯を使った爆音ノイズのパフォーマンスが彼のツボにはまったらしい。まぁいいや、昔の事は。そんなわけで、てっきりノイズとかアヴァンギャルドとかそっち系の店かと思っていたので、普通(?)のバンドも出るのが意外だったのだが、要するにノージャンルということなのね。決して広い店ではないが高円寺らしいアットホームな雰囲気は悪くないな。

で、そのお目当てのバンドチャーリーミッツだが、はっきり言って、凄く楽しかった!トリオ編成でジェームス・ブラウンをガンガン決めちゃうのが最高だ。「FUNK=大所帯」という固定観念が吹っ飛んだ。シャープなカッティングをしながら歌っちゃうギターはメチャ好みだし、飄々と無駄のないタイトなバッキングを付けるリズムセクションもクールだ。熱すぎたりクサすぎたりと日本人がやるとベタになりがちなFUNKなのだが、全体的に過剰になり過ぎないところが良いのだ(演奏もコンパクトにまとめていたしね)。JB以外でレゲエを一曲披露していたけど、この系統での声質も悪くないねぇ(一瞬スティールパルスのデヴィッド・ハインズを思い出させた)。

ところで、ドラマーを指して盛んに連呼していたバンド名なのだが、帰宅してからはたと気がついた、チャーリー・ワッツだな、しょうもない。

対バンの流刑地、良くも悪くも中央線らしいバンドだ。高田渡ミーツ・ニューオリンズみたいな緩さは嫌いではないが、ドラムがいないせいもあるにせよ、もう少しビートを強調しても良いような気がしたな。ベースは安定しているなと思っていたら頭がすでにベテランの領域だった(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ 。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月20日 (金)

お彼岸の墓参り

弟夫婦と父の墓参り。 午前中の雨も上がり、春分の日らしい良い天気だった。003

亡き人への想いを通して今の自分の立ち位置を再確認し残された者同士の関係性を深める命日やお彼岸などの定例行事は、流されがちな日々の生活の句読点としての役目もあるようだ。

その反面、否が応でも時の流れの速さを実感させられる。そう、人生の「残量」についてもリアルに意識せざるを得なくなる。

「時が解決する」なんて甘いこと言っている場合じゃないぞと、むしろ若い頃より積極的に行かなきゃいかんのだと、親父やご先祖様からけつに蹴りを入れらているようだ。

よーし、今日から頑張るぞ・・・と、思っているうちに三回忌が来てしまうんだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月18日 (水)

大阪ハムレット 3 森下裕美

51ttatni3el__ss500_ どっちがホンマで 
どっちがウソか

言うてる本人すら
わからん時あるやん

ホンマや、と思わず関西弁で膝を打ちたくなるセリフだ。若い頃はその曖昧さに自分で苛立ちを覚えたり嫌悪を感じたものだが、年齢を重ねてくるとそれが処世術の一部になってくる。本音と建前の境界線を濁すことで自らに危害が及ばず人間関係が円滑に進むならと無意識レベルで対応するようになるのかもしれないな。

しかし、このセリフが出てくる話「テレパシー」に登場するお麩工場の社長石田充治の暴君ぶりは強烈だ。従業員や家族に対する言葉は「死ね」と「殺す」がほとんど、ホンマもウソもない、マジだ。半身不随で寝たきりになり言葉が発せなくなってもそのスタンスは微塵も揺るがない。言葉の代わりにパソコンに打ち込まれる単語は相変わらず「死ね」と「殺す」だ。

孫の気遣いや協力もあって彼が円滑な人間関係を望むようになったのは、単に身の危険を感じたから、つまり防衛本能が優先したからに他ならない。彼の言う(打ち込む)「ごめん」や「すまん」は正真正銘のウソなのだ。この展開は凄いなぁ。

冒頭のセリフは、その事実を知った上で、社長の家族の一人が言った言葉だ。それで皆が平穏ならばウソかホンマはどちらでも良いということだろう。

ところで、最後に石田社長が彼の最大の被害者である(そして彼がその復讐を最も恐れる)妻の手をそっと握るシーンがあるが、あれは防衛本能がさせたことか、それとも・・・ウソかホンマか本人すら分からなくなったのか。いや、やはりあれは最後の勝者は誰かが分かった上での敗北宣言だな。妻の登場シーンで夫の状態がずっとこのままであって欲しいと一瞬顔に出る描写もあるし、彼女の「怨念」という発言も単なるボケでは無さそうだったし。

本作には、この「テレパシー」の他に「女忍者の夏」と「あいの探偵」が収録されている。どれにも単なるきれいごとではない人間関係と救いもあるが後味に苦味を残す結末が描かれている。それぞれについてもいつか感想を書きたいな。

今回はこれで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月17日 (火)

阿修羅展

開催(3月31日~6月7日)が迫ってきた。

阿修羅像以外の八部衆像と十大弟子像の興福寺に遺存する脱活乾漆像14体すべてが展示されるのも大きな魅力だ。興福寺国宝館と違った展示環境の中(ガラスケースなし!)でどんなお姿を見せてくれるのか、本当に楽しみになってきた。

Img02 八部衆の中では迦楼羅像(かるらぞう)の想像力を刺激する造形(頭は鳥、体は人という半人半獣)が好きなのだが、その八部衆像のうち「鳩槃荼像(くばんだぞう)」「畢婆迦羅像(ひばからぞう)」と十大弟子像「羅睺羅像(らごらぞう)」は3月31日~4月19日の期間限定展示ということなので、ここはやはり期間前半に行くべきだろう。

前売りも記録的に売れているということでかなりの混雑が予想されることもあり、東博側も対応策として開館時間延長を決定したようだが、それでもかなりの気合と計画性をもって行かないと十分な鑑賞は出来ないだろうな。休日祝日は絶対に避けた方がよさそうだが・・・

新しい開館時間は午前9時30分~午後6時、金曜・土曜・日曜日・祝・休日は午後8時まで開館。詳細についてはこちらhttp://www.asahi.com/ashura/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月16日 (月)

LEWIS FUREY@高田馬場AREA 2009.3.16

ルイス・フューレイの突然の来日公演だった。2dab46020ea074eec1224110_l

本人のヴォーカルとピアノ、サポートのピアノ(たまにヴォーカル、ピアニカ)、女声コーラスふたり(熟女とお姉ちゃん、このお姉ちゃんはソロもあった、メチャ好みです)、というシンプルな編成だが、曲本来の魅力があることととアンサンブルの妙味や構成に工夫があり最後まで飽きさせないステージだった。

70年代半ばにデビュー以来アルバムを3枚出しただけで、今までに何度か再評価の波はあったが、情報量の少なかった日本ではほとんど伝説になってしまったアーティスト。自分は80年代に入ってポスト・パンク、ニューウェーブの流れの中で聴き始めたように記憶していたが、よくよく思い返してみたら、学生時代に購読していたロック雑誌「ロックマガジン」でのルー・リード絡みの記事の流れの中で興味を持ったようだ(そろそろ記憶が混濁してきたか)。そんな訳でニューヨーク系のアメリカ人ミュージシャンとばかり思っていたが、本人はフランス系カナダ人ということだ。もっとも、カナダ人のミュージシャンは珍しくないのだが、彼の場合、フランス系という所が非常に重要な部分になっている。ヨーロッパの淫靡で猥雑なデカダン的感性を生まれながらに持つ強みがあるのだ。何と言うか、根っからエロいというか、「趣味的」というか。ライヴを観て確信したのだが、彼は自分が主役になってステージを牽引し支配するのではなく、第三者的に構成し演出する立場からショーを楽しんでいる節があるのだ。言ってみれば、キャバレーの支配人でありレビューの脚本家兼演出家でもあるということかな。自らが出演者でありながら、ステージの袖から思惑通り進行するステージを観て、「ある種」の「趣味的(フェチ的と言っても良いかな)」な満足感を得ているのではなかろうかと思うのだ。俺には分かるぞ。近年裏方的仕事が多いのは、それが「好き」だから間違いない、と思う。

モロ志賀氏(仮名)、毎回良いライヴに誘ってくれてありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月15日 (日)

ギター 15 ペイジとテレキャス           

前回の続きになってしまうが、ペイジがジェフ・ベックから譲り受けた「あの」テレキャス(59年製)を使用している初期ZEPの動画を貼っておく。

先ず、カラーでボディのサイケ・ペイントもよく確認できるこれから

とんでもない音を出しているが、高音部とかバランスとか紛れもなくテレキャス・サウンドなのだ。ペイジのプレイ・スタイルとこのギターの相性が抜群に良かったのだろうな。この後レスポールを選んだのもテレキャス的なものを求めてということらしいし、スタジオではテレキャス使用頻度は高かったようだ(『天国への階段』のソロはテレキャス)。

他に、モノクロのテレビ画像だが、ZEPというバンドの凄さを十分伝える貴重な動画を合わせて上げておく。

いや、もう、とりあえず謝るしかないな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月14日 (土)

ギター 14 帰ってきたストラト               

ネックやコントロール関係のリペアに出していたストラトが2週間ぶりに帰ってきた(何か一緒に写っていますが気にしないでください)。001sto

リペア中はずっとテレキャスを弾いていたので、今更ながら2つの楽器の持ち味の違いを実感する。

職人的な安定感(頑固さ)を感じさせるテレキャスに比べるとストラトの許容力の広さ(汎用性)は驚異的ではあるな。

リペアのおかげか、2週間のブランクのせいか、久々に弾くストラトの新品の様な新鮮な感触、これはある意味エロスに近いかも。もちろんテレキャスにも抗いがたい魅力があるし・・・今日はどちらにしようか、いっそのこと両方とか、非常にオヤジ的(妄想的)満足感が日々味わえそうだ。嬉しいなと。

そう言えば、ZEPの1stアルバムはほとんどテレキャスで録音されている事は知っていました?あのエレキ本来の金属的なギラギラ感がそのまま増幅されたような音質はまさにテレキャスにしか出せないものだ。ということで、35年ぶりにコピーし直している自分・・・少なくともあの頃の自分より上手くなっていることは確認できた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月12日 (木)

ダークナイト

予想や期待の上を行く内容だった。

劇場公開時に観なかったことが悔やまれるが、Blu-ray Discによるフィルムの質感再現度は驚異的。冒頭、高層ビル街での銀行襲撃シーンのリアルさには息をのんだわ。ヘタな劇場よりも明るくシャープな画像かも知れん。

レンタルだったけど、これは購入決定だな。

後日、再度鑑賞の上、感想アップ予定。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月11日 (水)

浪花の華 ~緒方洪庵事件帳~のこと                              

最初にタイトルを知ったときは、歴史上の有名人が毎回殺人事件(密室とかその類の)を推理するありがちな企画かと思っていた。良い意味で裏切られたのだが。では単なる時代劇からは得られることのない愛おしさのような感情を鑑賞後に残すこれは一体何かと。

これはあれだな、ジュブナイルだな。「青春物」と言うと若さの暑苦しさ青臭さという印象があるが、「ジュブナイル」はあの頃の一瞬の輝きやときめきを想い起させる。それは儚さや切なさを伴うもので、普段は心の奥に置かれている記憶や感情に直接リンクしてきて揺さぶりをかけてくる。もちろん人が死んだり殺されたりもする大人の世界の物語ではあるが、中心になるのはあの頃を容易に投影出来る若者であるのだ。どこか少年少女的佇まいを残す窪田や栗山の配役も絶妙だ。いや、ひょっとして意識的な確信犯?

不思議なもので、物語に心を揺さぶられるとドラマの全て―ほかの登場人物やセリフや背景や音楽まで―が愛おしく切なく思えてくる。それが、ドラマや映画等虚構を楽しむことの醍醐味なのだけどね。

ここで思い出すのは、何故かタイムトラベル物の『時をかける少女』や『いつかどこかで』だったりするのだけど、章と大坂という異文化の世界〈裏含む)との関わり方がそんな連想をもたらすのかもしれないな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月10日 (火)

冥土の旅の一里塚

そういうわけで一つ歳を重ねました。

昔は、数え年だったので正月元旦に一つ歳をとった。それで『門松は冥土の旅の一里塚』ときて『めでたくもありめでたくもなし』と一休和尚は詠んだわけだけど、満年齢の現代でも人生後半ともなると感想は変わらないな。

めでたくもあり、めでたくもなし、と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 9日 (月)

Perfume へびゆか

へびゆか・・・分かる人には分かる。

ツボ過ぎて、困ったもんだ。

今月末に新曲発売。テレビへの露出も増えるのが嬉しい。そうそう、4月には「タモリ倶楽部」にも一年ぶりの再出演が決定!これも楽しみだ。思えば、彼女たちの存在を意識し始めたのはこの番組がきっかけだった。それは若い坊さんのファッション・コンテストといった内容だったのだが、そのゲストがPerfumeであったのだ(坊さんにファンが多いというのが出演理由だったけ?)。それまで『ポリリズム』等の曲で楽曲的な興味は持っていたが、作り物っぽいテクノ・アイドル的なイメージには魅力を覚えなかった。が、しかし、それは大きな誤解であったのだ…以下略。

まぁ、そういうことです。

好きと公言している割には関連番組を見逃すことが多いので備忘録代わりに記しておこう。

4/10、4/17(金)テレビ朝日系「タモリ倶楽部」24:15~24:45 (2週続けての出演)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 8日 (日)

ギター 13                 one nation under a groove

テレキャスのせいで今更ながらファンキーなギターに痺れまくりの週末。JB'sやらスライやらMG'sやらP-FUNKやら、当たると幸いとコピーしまくる。これが単純なようで難しいのだ。単音のリフや9th系のコード・ワーク、演奏的にはシンプルなのだが、逆にリズム感とセンスの善し悪しがはっきりと露呈してしまう。しかも曲全体のイメージを決定づける事も多い重要なポジションでもあるわけで、キャッチ―(つかみはOKみたいな)なオリジナリティも求められる。単なるスタジオ的な職人じゃダメなのだ。

そんな訳で、このアルバムを紹介。89afd0920ea055c5c455f110_l

ジェームス・ブラウンそしてJB's絶頂期のステージを記録したまさに世界遺産レベルと言っても過言ではない歴史的ライヴ盤。

ここでのキャットフィッシュのギターが凄いのだ。

単音リフの切れ込みのシャープさ、2音から3音もしくはミュートと局面に合わせた効果的なカッティングの自在さ、立場をわきまえつつ場をヒートアップさせる魅せる聴かせるグルーブ感いっぱいのソロパートと、いやーほんとにあきれます。思えば『セックス・マシーン』なんてギターのあのカッティングあってこその曲だものな。

ちなみに念のため説明しておくとキャットフィッシュは本名フェルプス・コリンズ、そうブーツィー・コリンズの実兄です。あ、知ってました?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年3月 6日 (金)

浪花の華 ~緒方洪庵事件帳~                  第九回「明日の華」(最終回)

例によってBSで先行視聴。ネタばれなしで簡単に感想を・・・

丁寧に描かれた「別れ」の場面が泣けた。

良質の作品を観た後に残る「切なさ」に近い感情が心地よい。

後日、詳しく書きます。

今晩の本放送は裏がWBCで視聴率的には苦戦しそう。NHKだからそれほど切実な問題ではないかもしれないけど、これほどの良作品、せめて10%は超えて欲しいところですね。もちろん私もリアルタイムで視聴予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 5日 (木)

Eric Clapton & Jeff Beck

2/25の記事続き。

クラプトンとベックが共演用に選んだ曲(セットリスト)

1. You Need Love <Muddy Waters>
2. Listen Here<Eddie Harris> - Compared To What <Les McCann & Eddie Harris>
3. Here But I'm Gone<Curtis Mayfield>
4. Outside Woman Blues<Cream>
5. Little Brown Bird<Muddy Waters>
6. Wee Wee Baby<Jimmy Reed>
7. Want To Take Higher <Sly & the Family Stone>

全体で約50分ほど、共演といってもブルースを2、3曲程度だと予想していたので、ヴォリューム的には大満足。セッションの素材というよりも「曲」を優先した選曲だと思う。カーティス絡みの曲は『ピープル・ゲット・レディ』(クラプトンのヴォーカルで聴いてみたかった)をやるかな、と期待していたけど渋いところを選んできたね。

演奏の内容については、ネット上で語りつくされているので今更詳細に語る事はしないが、自分なりに一つ気がついた事を書く。

それは、ベックは常にリズム隊を見ているということだ。自分のソロの時だけではなく、クラプトンのソロの時もリズム隊を煽り続けているのだ。

おかげで、ベックのバンドが全体で盛り上がることに比べると良くも悪くも「主役と背景」といった傾向が強いクラプトンのバンドの本来の力(グルーブ感)が解き放たれていたと思う。もちろんグルーブ・マスターであるベースのウィリー・ウィークス(今ツアーでは黒子に徹していたが)が素晴らしいのは当たり前だが、ドラムのエイブ・ラボリエルJr.が大変良かった。特にラストの『ハイヤー』のプレイにはシビれた。実は前任のスティーヴ・ジョーダンの比べるとウィリーとのコンビはイマイチかと評価していたのだが・・・正直、スマンかった。

これだけの怒涛のグルーブで後ろから煽られたら、これはクラプトンも触発されて良いプレイをせざるを得ない。いやほんと、音楽の神が降りてきたと思える瞬間が幾度かあった。

それもこれも、ベックのおかげ。彼は本当に音楽が演奏が好きなんだなぁ。よって今回の勝者はベックに決定!まぁ勝ち負けじゃないんだけどさ。

おまけで、神ウィリー・ウィークス参加アルバムから個人的お薦めを紹介。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 4日 (水)

ギター 12                   Fender Telecaster Deluxe

先日、ギターを買ってしまった。008ore

悲願のテレキャス保有!

いや実は以前一台持っていたことがあったのだけど、あまり気に入っていなくて人に譲ってしまったのだ。

これは最高。テレキャスらしさを保持しつつファットな音も出る優れモノ。何よりシャキーンとしたコード感がカッティングしていて気持ちが良いのだ。ソウル系、ファンク系のバッキングの練習に自然と熱が入る。

もちろん長年使用してきたストラトにも愛着があるし、どう使い分けるかが問題だな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 3日 (火)

マドモアゼル玲とシノブプレ                    @荻窪ルースターノースサイド 2009.3.3

柴草玲とかわいしのぶの謎の女子高生(?)ユニットのライヴである。004

女子高生のはずなのに健康なお色気なんてものはこれっぽちも感じさせない「大人」のパフォーマンスを今回も楽しまさせてもらった。特に柴草玲さん、また一段と「凄味」が増したような・・・。

二人の高い演奏スキルと時折奇妙に捻じれるアンサンブルも魅力的。

このまま、レギュラー・ユニットとして定期的な活動を期待したいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 2日 (月)

ZPZのグラミー受賞!           そして、ロックは動いてナンボ 12               リコーダーでZAPPA男再び       

398da8598fb156e34e6e604eec799495少し遅くなってしまったが改めて、ドゥイージル率いるZAPPA PLAYS ZAPPAグラミーBest Rock Instrumental Performance部門での受賞、おめでとう

ノミネートされたのは知っていたけどまさか取れるとは思っていなかった。4月の再来日がいよいよ楽しみになってきた。

日本公演詳細http://smash-jpn.com/band/2009/04_zappa/index.php

さて、

前にテリー・ボジオの記事で動画を紹介した超絶リコーダー男が再度ザッパに挑戦。しかも続けて二曲もうpしよった。

先ず元動画。難曲の多いザッパの中でもかなり高い演奏レベルが必要な曲だ。

これがこうなる。グダグダな部分も含めて最高だ。

そしてもう一曲。60年代ザッパの傑作アルバム「Uncle Meat」収録曲をドイツの現代音楽演奏楽団が演奏したもの。

これはこうなった。無茶しやがって・・・

ザッパが生きていたらさぞや喜んだことであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 1日 (日)

ギター 11 陳信輝がいた

週末恒例、K氏来訪。

前に記事で紹介したK氏の元バンド仲間で金沢在住のM氏がヴォーカルで参加してくれることになった。そこで希望曲のアレンジなど確認する為に金沢でのM氏のライヴDVDを送ってもらったのだが・・・これが観てびっくり!ライヴ後半のサプライズ・ゲストで陳信輝がギターを弾いている!!M氏が金沢のシーンでは大物だという事は知っていたが、これにはちょっと驚いた。実際、M氏のヴォーカルもプロ顔負けの堂々たるもので、東京周辺で往年のミュージシャンのイベントがある時に参加することがあるというのにも納得できた。タイプとしてはコブシの効いたレイ・チャールズ系ブリティッシュ・ソウル(ポール・ロジャースとか初期のデビカヴァとかそんな感じ)で70年のブルース系ロック好きには堪らない声質ということもあり評価されているのだろう。

そんなM氏が金沢から参加してくれるというのも、K氏とM氏のバンド時代からの絆(腐れ縁?)の強さを感じさせる。K氏の30年ぶりのギター復活を誰よりも喜んでいるのはM氏かもしれないな。

ところで、もうギターを弾いていないという噂まであった陳信輝だが、ブランクを感じさせない演奏だった。サングラス姿ではあったが見た目も年齢を感じさせない立ち姿だったし、なんか嬉しかったな。そう言えば、先日のデイヴ平尾 トリビュートパーティーでもギターを弾いたようだし、積極的に活動再開するのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »