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2009年1月22日 (木)

浪花の華 ~緒方洪庵事件帳~

年明けからいくつか新しいドラマが始まったが、忘れず2回目を観たのはこれだけだ。

このNHK時代劇の30分枠、「お約束」の多い時代劇だからこそ30分という限られた時間でも十分面白い、というようなことを以前書いた。ところが今回の「浪速の華」は実在の人物緒方洪庵が主人公である。彼周辺の状況設定だけでも「お約束」は通用しないし、さらに、彼に絡む男装の麗人・左近や謎の集団在天別流の存在など、多分に伝奇的色彩の強い「特殊な」時代劇と言っても良いかもしれない。

30分間の中でこの複雑な設定説明と一話完結のエピソードをどう絡ませるのか、逆に、謎の多い設定や展開を巧く最後まで引っ張れれば尻上がりに人気を得ることは可能だ。

と、一話目を見たわけだが、

巧いわ。冒頭からテンポよく緒方周辺と左近との出会いが描かれ、ちょっと事件があって左近の複雑な人物像の一部が明かされるという、まさに掴みはOK、といったところか。アクションや表情のアップなど登場人物それぞれの見せ場のバランスも良い。中でも(多少贔屓目ではるが)左近役栗山千明が非常に魅力的だ。この人は若手女優としては決してメインストリートを行くというタイプではないのだが、画面上に「動く絵」として登場したとき誰にも負けない強い存在感を発揮する(10年前、映画「死国」でその姿を観て以来ずっと気になる存在だ)。

先週の二話目ではエピソード的には今一つという気もしたが、在天別流の舞の場面など本筋に絡む部分では今後の展開への興味を強くさせてくれた。さて、今週が楽しみだ。

あ、主人公緒方章(窪田正孝)はどうしようもないヘタレだが、なぜか憎めない魅力があり好感が持てる。赤穂屋(芦屋小雁)が時折見せる凄味のある表情も印象的。コメディアンの顔って基本的に強面が多いかも。

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