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2008年12月11日 (木)

冬を歩く

四季の中では「冬」が好きだ。

身を引き締める寒さや、葉を落とした木々と曇りがちな空が創り出すモノトーンの風景(人々の服装にも落ち着いた色が多くなる)が自分にとっては最高の散策条件になる。他の季節では埋もれがちな微妙な色合いや繊細な色づかいに気がつくことが多くなり発見や刺激が増えるのだ。

この冬も積極的に(メタボ対策もあるが)東京を歩いてみたいと思う。自宅の近所でさえ視線を変えれば新しい発見があるのだからね、「何度も行ってもう飽きた」とは決してならないのだ。

さて散策といえば旧江戸市街の下町や山の手が相変わらず人気ポイントだ。書店にはグルメやショッピング中心のガイド本や団塊世代狙いのムック本などが溢れているが、個人的にはハンディな地図帳があれば十分だと思う。ただ少しでも東京や江戸に付いて基本的知識があった方がより楽しめるのは確かだ。そこでこれを紹介。

江戸を歩く 田中優子 写真・石川喜美子51qyqyeen7l__ss500__2

2005年の刊行だが、未だに手元に置いてある。現地に行く前に、もしくは帰ってから、何度ページを開き確認したことか。自分の「江戸歩き」も著者の歩いた道を辿ることから本格的に始まったと言っても過言ではない。

自分が生きてきた時代ではないのに、風景が記憶を喚起するような錯覚を覚えることがある。人が生きていた気配が色濃く残る場には人の心の深い部分に働きかける「何か」があるのだろう。今の風景に過去を幻視した経験が一度でもあるならば、この本に共感できるだろうし刺激を得ることもできると思う。

「幻視」そのものともいえる石川喜美子の写真も良い。

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