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2008年9月 8日 (月)

江戸の想像力

先日放送されたNHKスペシャル「よみがえる浮世絵の日本」はボストン美術館に秘蔵されている「スポルディングコレクション」を紹介する内容だったのだが、色鮮やかに保存された浮世絵は、見慣れた作品のイメージを一変させるほどのインパクトがあった。

この放送の中で春信のカタログの一部が画面に映るシーンがあって、以前から気になっていた春信の浮世絵があるかどうか、(このコレクションは公開や展示が禁じられていて直接目にする事は出来ないのだが)この機会を逃してなるかと眼を皿のようにして注視した。

あったー!

清水の舞台より飛ぶ美人Haru_2

初めての出会いは1986年に刊行された田中優子の名著「江戸の想像力」の表紙の図案であった。その時の驚きは今でも忘れない。

恋の成就の為に思いつめた娘が清水寺の舞台から飛び降りる ― 本来は悲壮感あふれる場面であるはずなのに、この夢の中のような浮遊感は何だ?現代人の我々がこの浮世絵から受ける幻想的なイメージは春信が狙ったものと同じなのか?当時の大衆はこの浮世絵に何を求め何を感じたのか?

この本「江戸の想像力」の知的好奇心を刺激する内容と相まって、江戸時代の人々の感性にがぜん興味を持つようになった。それは、浮世絵の作り手だけではなく、それを求め、受け入れ、楽しむ、江戸の人々の生活や文化そのものに対する興味へと向かっていった。

最終的にその好奇心は日本美術全体への興味に辿り着くのだが、それはまた別の話で。

もちろん「スポルディングコレクション」は含まれないが、「ボストン美術館 浮世絵名品展」が10月7日(火)~11月30日(日)東京都江戸東京博物館で開催されるようだ。詳細はこちらhttp://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2008/1007/200810.html

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