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2008年7月24日 (木)

日本のロック

JAPROCKSAMPLER ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたかジュリアン・コープ奥田 祐士51m4wzrce4l__ss500_

J-POPの源流としての考察や、芸能や歌謡的史観からの分析ならば、国内においても評論されることはあったGS~日本語ロックの流れではあるが、それらはあくまでもメジャーを対象としたもので、当時の状況の一部でしかない。

精神の解放、感性の爆発、既成概念の破壊、表現手段の多様性等、本来の意味でのロック的な普遍性はむしろアンダーグランド・シーンにこそあったのだ。

表紙を見ただけで、この現役ミュージシャンでもある著者が只者でないことがわかる。冗談としか思えない事実誤認や強引なこじつけもあるが、丁寧な翻訳と訳注のおかげでそれさえも読み物の一部として楽しめる。日本人の書くほとんどの海外ロックの評論のいい加減さに比べればずっと良心的だ。

言及されるアーティストの一部を紹介しておく。幾つかの固有名詞にあなたが反応したならば読んでみるのも一興だと思う。

ゴールデンカップス、モップス、フラワートラベリンバンド、裸のラリーズ、スピード・グルー&シンキ、タージマハール旅行団、J.A.シーザー、ファーラウト、クニ川内、外道、ジャックス、東京キッドブラザース、ブルース・クリエイション、佐藤允彦、内田裕也・・・GSからJ-POPの流れの中からはダモ鈴木の登場は説明不可能ということだ。

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