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2008年7月 8日 (火)

あんどーなつ

民放らしく、いろいろな事務所、団体、スポンサーと各方面に配慮した努力や工夫が窺われる配役とストーリーだった。正直言って、貫地谷が出演していなかったら積極的に観るタイプのドラマではないのだが、最後まで飽きずに観れた。

保守系漫画の王道を行く原作がテレビ化されるほど人気があるとは思わなかったが、浅草の老舗和菓子屋が舞台という事と、謙虚だが自分の意思でしっかり生きている女性が主人公という設定が評価されたのだろう。案の定、脚本家は大幅に脚色し変更を加えていた。

原作ではほとんど主人公と和菓子屋内部の閉じた世界で話が進行するのだが、テレビ版では周辺との関わり合いからドラマを創り出すパターンで進めていくようだ。毎回ゲスト的な人物が登場し主人公周辺を巻き込みながらストーリーが展開する、だからこそメインに人気だけではなく実力ある役者を配したことが重要なの意味を持つ。そう、これはこの時間帯ドラマの定番的展開だ、「印籠」のかわりに「和菓子」なのだ。エキセントリックな演出を避け、出来る限り分かりやすく丁寧なドラマ造りにも好感が持てる。

自分たちは「特別」だと勘違いしている若者を中心とした視聴層が将来的に見込みの少ない「特別」な対象になりつつある現在、視聴対象を極端に絞り込むのではなく年齢や性別に関係のない普通の人々が安心して楽しめるこの種の王道的ドラマが民放にも増えてくると思う。

それはそれで嫌だな。願う事は一つ、質の高いドラマを楽しませてくれという事だ。さて、この作品はどうなるか。

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