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2008年5月 8日 (木)

原色日本行楽図鑑          山上たつひこ

32063522 旅に非日常の世界(新しい出会いとか自分探しとか・・・)を求めるのは難しい。気がつけば日常の延長上の自分が顔を出し、些細なことで感情が乱れ動揺する。嫌なことを忘れるために、リフレッシュするために、なんて期待していても、結局自分は己の日常から逃がれようがないことを思い知らされるのだ。わざわざ自己嫌悪を拗らせるために旅をするんじゃ割に合わない。やはり旅は「ハレ」の場であって欲しい。

では、どうすれば旅は楽しめるのか。

そこで『原色日本行楽図鑑』ですよ、皆さん。

第三者的視点で眺めると、登場人物(ここで登場する山上の友人たち、「身も蓋もない」守君や「不機嫌な」浅野君たちは山上自身でもあり読者自身でもあるのだ)の悲しいぐらい日常的な言動や行動が「旅先」というハレの舞台でエンターテインメントに化けるのだ。

第三者的視点とは人間観察や強い好奇心であったりするわけだが、単にシニカルな作家的視点ではなくコメディというか「笑い」の領域に転化(虚構的味付けも少々)させることが出来れば、より「旅」を楽しむことが出来るということだ。

この旅における「山上的視点」には随分と影響を受けた。同伴者がいる時だけでなく一人旅の時でさえ自分の内なる守君や浅野君たちが名所旧跡巡りだけに終わらせない旅の楽しさを与えてくれたのだ。

ところで収録作は一部違うのだが以前刊行されていた『原色日本行楽図鑑』の駅弁を模した装丁が好きだった。Nkz_4

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