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2008年4月10日 (木)

「中春こまわり君 斬その6」    山上たつひこ 

掲載誌がビッグコミックなのでか、『人間交差点』のような落とし方だった。

犬や猫が当たり前のように言葉をしゃべり飲食店を営む社会、私たちの日常に近いようでどこかタガが外れている、そんな世界をもう少し見せてほしかった。ただでさえ非日常なこまわりの周辺世界がさらに加速をつけて異次元へ突入していくところを見たかった。

しかし物語は私たちの良く知っている日常への帰還で終わってしまった。

山上にとっては、前回までの集中連載で『こまわり』を再び描かせられる事についての落とし前は付いていたのかもしれない。今回は山上が「今描きたいもの」を優先させたのだろう。それは山田こまわりが主役でなくても成り立つものだ。

山上たつひこの本格的な再活動の可能性はまだあるとは思うが、もう二度と『こまわり』は描かないかもしれない。新しい世界が作り出せなければ表現者としての活動は無意味なものになる。その新しい物語に大いに期待はするが、やはりどこか寂しい、残念な気持ちがある。

と、今見たらページ横に特製単行本『中春こまわり君第1集、6月末発売予定の記事が!第1集って、まだ続くんかい!ま、いずれにしても『がきデカ』としてのこまわり君はもう描かないことは間違いない。

最後に、寿司屋の大将ネコのタマ、江戸前「猫手返し」最高にゃ!

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