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2008年3月30日 (日)

さかなのうた

遅ればせながら「発見」した。

ある女性が大学の卒業制作で制作した動画、楽曲も含めて全て一人で創りだした作品だ。

〈再生中に右下のアイコンクリックでフルスクリーンになります〉

二月ごろニコニコ動画にアップされて話題になっていたそうだが、先日NHKの『つながるテレビ@ヒューマン』で紹介され更に注目されるようになった(その週に限って観なかったのが悔やまれる)。私が偶然「発見」出来たのは2chの音楽系スレッド(なぜかプログレ、変拍子スレ)のおかげだが、個人がネットで発信した情報(作品)がたった一ヶ月ほどでマスに認知されていくスピードには今更ながら驚く(また、一人の力でもここまでの作品が作れるというパソコンの周辺ツールの進化にも)。

しかし才能自体にはネットもツールの進化も関係ない。むしろ昔よりシビアになっているかも知れない。「やればできる」「いざとなればできる」などと未完の大器を気取っていられないのだ。もう独りで、もしくは狭い仲間内でこつこつと才能を磨いていればきっと誰かが評価してくれるという夢は見れない。しかも積極的に発信するスキルがあったとしても、いきなり第三者のシビアな評価にさらされる。独創性や完成度が求められ安易な模倣は許されない。お互いの傷をなめ合ってくれる仲間はいないのだ(まぁ、そういう人向きの“閉じられた”サイトもあるが)。

この状況は、表現者にとって良いことなのか悪いことなのか。

今は純粋に「自分」を知って欲しいという欲求から発信されている作品がほとんどだが、そのうち「大人の事情」というか第三者の思惑が入り込んできて「したたかで」「あくのつよい」「ねらった」作品が増えて来ることになるかもしれない。デリケートな人の内面や感情を反映したこの「さかなのうた」のような作品が今後も登場してくることを期待はしているが・・・

作者のサイト、ギャラリーの設計用イメージボードとかキャラ設定とか、ほとんどプロのようだ。好きなゲームに「ICO」を挙げているのにはなるほどと思った。http://ao-den.com/index.html

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