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2008年3月30日 (日)

アリス・クーパー@新木場Studio Coast 2008.3.25

見よ!この雄姿C0069039_12455429

期待はしていなかった。ザッパ繋がりの人だし、「キラー」や「スクールズ・アウト」「ビリオンダラー・ベイビーズ」等、初期のアルバムは良く聴いたが、所謂HM/HR の文脈で語られる80年代以降の彼にはあまり興味はなかった。

ベテランアーティストにありがちな昔の名前で出ています系の顔見せ懐メロライヴか、オジーのように皆が生温かく見守る御達者ライヴか、ま、悪くても昔の知っている曲とお約束パフォーマンスが楽しめればいいか、ぐらいのノリで観に行ったのだ。

いやーこれは良い期待外れ。

60歳のこの還暦オヤジ、まだまだ現役バリバリのロック・ミュージシャンではないか!若いミュージシャンをまとめ上げ楽曲やパーフォーマンスのクオリティを高い水準に保っている。たぶん徹底したリハーサルを課しているのだろう、それはHM/HRの様式美とまた違う演劇性の強いものだ。本人も含めてスタッフやキャストが「アリス・クーパー」という舞台に本気で取り組んでいるのだ。

音楽性もスタイルも違ったものになってはいるが、やはりこの人もザッパの遺伝子を引き継ぐ男なのだ。

知らない人もいるかもしれないので、ザッパとの関係を少し・・・

ザッパ本人のオーディションを受け、69年にザッパのストレートレーベルからデビュー。当時のアリス曰く、「ラヴ・ジェネレーションに最期のとどめを刺したのが俺たちだ。ピースだとかラヴなんてものにはうんざりしてた。そこに俺達が登場したわけさ。ジム・モリソンが死んで、次はアリス・クーパーの出番さ。アリスはもっと過激だった。まさにスレッジハンマーだ。」

ショック・ロックとも言われていたその音楽は能天気なロックンロール調だが、実は多量の毒を含んだ社会風刺性の強い内容だった。「死」の概念を大きく取り入れた演劇性の強いステージ・パーフォーマンスをも含め当時のザッパが気に入ったことは今となればよくわかるし、アリス自身もザッパの影響を認める発言をしている。

「ぜひレーベルにといわれたときは嬉しかった。だって、ザッパには凄く影響を受けていたから。まさに天才だよ。彼は地球上で最も過小評価されているギタリストだ。おれの知る限りベストだ。そんな彼が俺達を欲しがるなんてショックだったよ」

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