ちりとてちん 最終回
「落語家」若狭から、「娘」であり「おかみさん」である喜代美に戻り、そして最後は「母」の笑顔で終わった。
本当に面白かった、楽しかった。
良い企画、良い脚本、良い役者、良い演出・・・当たり前のことだが、映画もドラマもそうじゃない作品が多すぎる。役者の名前や原作の人気に頼り、メディアの宣伝至上主義が横行する、作品本来の質の高さで人を惹き付けようとする姿勢はほとんどない。
役者の好き嫌い、原作の再現性への拘り、そして観る前から刷り込まれる「泣き」や「笑い」を確認する為だけに観るわけではない者は、良い作品を出会うために苦労するのだ。
それでも映画なら多様な情報を参考にしてこちらから選んで観ることが出来るが、テレビ・ドラマではそうはいかない、とりあえず観てみるしかないのだ。矛盾しているが、結局、役者や原作、宣伝で興味をもつしかないのだ。そして数多くの「ハズレ」を引き、時間を無駄にする(期待が大きすぎるほどハズレが多いのだ)。だから、たまに数少ない「当たり」を引いた時の嬉しさは格別だ。
「ちりとてちん」も最初は貫地谷しほりに対する興味だけだった。同じ動機で観た「風林火山」が当たりだったので、ひょっとしたらと観始めたわけだが、正直それほど期待はしていなかった。
そしてこれがどんなに「大当たり」だったかは、このブログの連載を読んでいただければ分かってもらえると思う。「物語」の質が高ければ「人」を惹きつける、単純だけど実は一番難しい課題に挑戦して素晴らしい結果を出したスタッフやキャストに感謝したい。
ありがとう。
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コメント
ありがとうございました。
ちりとてちんを楽しむ中、
偶然、こちらのブログを拝見し、以来、
ほぼ毎日、読ませて頂きました。
今日で終わり。寂しくもあり、また
すがすがしい気分にもなり、です。
本当にすばらしいドラマでした。
投稿: after5 | 2008年3月29日 (土) 21時42分
after5さま、コメントありがとうございます。
毎年1本か2本はハマるドラマが必ずあるのですが、「ちりとてちん」の後自分の中の評価のハードルが高くなってしまって、他のドラマを素直に楽しめるかどうか心配です。
ブログは、しばらくサボっていた映画の紹介を復活させるつもりですので、ご縁があればまた覗いてみてください。
投稿: kussy | 2008年3月30日 (日) 11時39分
とうとう、終わってしまいましたね。。
色んな仕掛けが随所にあって、
本当にドラマっていろんなことができるんだなと感心し感動したドラマでした。
最終回、喜代美が産気づく場面から救急車を呼ぶ場面からのカメラワーク、最後の1分間くらいの喜代美のカメラ目線の微笑みが強く印象に残りました。別に映像の知識などなくても十二分に楽しめましたね。
毎回、Kさんのコメントを楽しみに覗いてました。どうもありがとうございました。
今後も期待しています。
投稿: yuri | 2008年3月30日 (日) 17時29分
yuriさん
終わってしまいましたねぇ。
昨日の終了直後はそれほどではなかったのですが、時間がたつうちにじわじわといろいろな思いが湧いてきました。
こんな感情をドラマに待つとは思っておりませんでしたので少し驚いております。
その思いがまとまる形になったら、また記事にしたいと思っています。
その前に、ため込んだその他の記事を片付けないと・・・
投稿: kussy | 2008年3月30日 (日) 19時18分